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0004 飛び級
レイン・オーウィンは講堂でスピーチをした。
「以上!」
半分の学生が帰っていた。分からなかったら帰っていいと言ったのは、レイン教授だからだ。
「やはり、教授の病医学の厳選は素晴らしい。このようなスピーチが聴けるとは!」
「そうですよね、何にもスピーチに哲学を用いる姿勢は驚きました。」
「確かに。26分からの量子学の最大結合は、46分からのコルトスの哲学を用いて説明してます。」
「量子学は細胞の科学、コルトスはなので、この展開には驚きました。」
「52分からの集大成となる、遺伝子学では、実際のDNA分裂について話されて、斬新でした。」
「………あの、何で何分に言ったか分かるのですか?」
「シトラス・ジューン、ラノラ・シュノンくんだっけ?ちょっといいかな?」
もう講堂には三人しかいない。
「二人共、私のラボにこないかい?見て欲しい書類があるんだ。」
その後、大学で一気にシトラス・ジューンとラノラ・シュノンは大学生として、レイン・オーウィンの助教授になったラノラだった。
ラノラは正確な体内時間を持っており、高度な絶対記憶能力を兼ねていた。こんなに勉学にふさわしい人もいないが、シトラスは学問と学問をとにかく繋げるのが個人的に好きで、多方面からのレインへのバックアップに向いていた。




