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ユキと魔道具の本

短くてすいません

 レスティア図書館で私が調べ物をしている間、ユキ達はお買い物だ。

「もふもふのリボンにゃ!マニャにプレゼントにゃー」

「はぁ…マナは食べ物の方が喜ぶんじゃない?」

 何故女はこんなに買い物が長くなるんだ。とはいえ、特に見たい物はないし、スカイの買い物に付き合うのもな…。


「ルード、こっちとこっち、どっちがいいと思うにゃ?」

「両方買ったら?」

「それはそれで負けた気がするにゃ」

 とはいえ、図書館にいたら絶対寝るし、マナに迷惑はかけたくない。

「ルビーにもお土産にゃ」

 また服を漁り始めたユキに、ルードはため息をついた。


 食料品店でマナが良く使う食材をたくさん買って、ユキはご機嫌だ。

「マニャもきっと褒めてくれるにゃ!」


 露店で、ミルクを売っていた。コップ一杯で銀貨3枚と高いが、メーメーのミルクはマナもきっと飲んだ事無いだろう。

「瓶で買うといくらにゃ?」

「金貨2枚だよ。まいどあり!」

「ユキ、マナが欲しがらなかったらどうするのさ?」

「にゃーが飲むにゃ。ミルクは大好きにゃ!いちごミルクにするにゃ」


(マニャ、まだ時間かかるにゃ?)

(ごめん、やっぱり一日かかりそう。先に帰ってていいよ?)

(僕は前よりずっと安かったけど、きらきらが売れたから、戻ってまたきらきらを作るよ)

(ルード、帰るにゃ?)

(そうだね。ユキに付き添うのも飽きたし、戻って寝たい)

(メーメーのミルク買ったにゃ!マニャの事待ってるにゃ!)

(ありがとう、ユキ)


 みんなそれぞれ楽しんだみたいだな。私の方も解析は終わったんだけど、魔道具の本が面白くて読んでいる。

 結界破壊の魔道具は、この他人の魔力に干渉する術式が鍵になってるみたいだな。

 多少なら改良されても、私の魔道具を破れないと思う。


 面白い魔道具ばかりを集めた本で、私が前に作った飲み物が冷めないコップとか、熱々をキープするお皿も載っている。考えることはみんな一緒なのかな。

 面白いって言うより実用品だよね。

 

 風魔法で雨に濡れないようにする帽子とかは考え方が面白い。

 素直に傘でいいじゃんて気もするけど、両手が塞がっている時とか、魔物と戦っている時はいいかも?でも結界魔法で充分かな。

 このマッサージしてくれる魔道具は、前世では電気で動いていたけど、それを魔力でできるようにした感じ。

 

 こうやって見てると日用品多いな。某ネコロボットが出す便利道具みたいに凄いのはないよね。さすがに。


 魔道具にする必要あるのかな?ってものもあるけど、属性魔法だけでも全種類の魔法を使える訳じゃないから、道具に頼るしかない人もいるんだよね。


 ラノベで良くある生活魔法はここにはないから、火をつけるだけ。水を出すだけの魔道具もある。


 あれ。もう閉館時間か。早く帰ろう。ユキが買ってくれたメーメーのミルクも楽しみだな。


 

 


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