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湖内ダンジョン

 今日は、湖内ダンジョンに来た。まだ他の冒険者の姿はない。

 よし!今日は25階層からだ!

 膝位まで水があるけど、ユキも人化して参戦している。魔物は、ブラウンガザミだ!やった!味が濃くて凄く美味しい蟹だ。

 ダンジョンの壁の色そっくりで、普通なら見分けがつかなくてハサミでちょっきんされちゃうかもしれない。でも魔力感知を使えば、あっさりと見つかる。


 できたらこのまま持って行きたいけど、そうもいかないので倒したら、足が1本だけ残った。せこい!

 でも、足の残る本数はランダムらしくて、平均2~3本位かな?あ、スカイが挟まれた。足から血が出ている。

 意外にハサミの力が強いんだ。ヒールで治してあげて、足で踏みつける事を勧めた。弓では甲羅が硬いので、難しいと思った。


 26階層で、落ち武者ゾンビが出てきて、マナが固まった。

「お、お化け!やだ!もう帰る!」

「何?ゾンビが怖いの?聖魔法一発で倒せるけど」

 でも体が腐ってるのに動けるとか信じられないんだけど!

「前に戦ったボーンフィッシュは怖がらなかったのに」

「魚と人は違うもん!」

 そっか、あれもアンデッドだったのか。じゃあ人の骨も…!!

「えー?」

 大体、死んでるのに動くとか反則だよね。えーい!エリアキュア!

 一旦は消えるけど、ダンジョン内だから、また出てくる。

「嫌ー!」

「マニャ、たくさん倒しても何もドロップしにゃいにゃ?」

「ユキの言うとおりよ。魔法の無駄撃ちはやめた方がいいと思うけど…減った気がしないわね」

 エリアキュアを連発してるのに、減った感じがしない。

「マナは加護持ちだからね。はいはい。マナは、亜空間に入っててね」

 マナは、大人しくルードの亜空間に入った。


 もう!あんなの見ちゃったら夜トイレ一人で行けないじゃん!

 ルードの亜空間は、本当に何もない。せめて絨毯位敷いておいたらいいのに。ルードが寝るスペースに使う物だから、大きな物が必要だ。ここの王都にならあるかな?


 27階層で、亜空間から出た。亜空間から出てすぐに襲ってきたキラータイガーを短刀で迎え撃って、眷属達を見る。ルード以外は人化を解いている。

 通路が狭いから、戦いにくい。

 キラータイガーは立体起動を使えるのか。壁や天井を利用して襲ってくる。

 むう。戦いにくいな。

 ルードは長剣を諦めて体術を使っている。ルビー母さんも、糸で戦っている。私もそうしよう。

 魔の森にもいる種族だけど、条件が違うからね。


 28階層は、ワーウルフだ。通路がさっきと違って広いから、私も短刀を出した。

 ワーウルフの方が強いけど、こっちの方が戦いやすいからいいな。

 ドロップした皮を拾って先に進んだ。


 29階層は、水中ステージだ。完全に水中になるので、私一人で進む。

 

 不思議。ゲームの中じゃないのに、息が苦しくならない。

 そんなスキルあったっけ?急にたくさんスキル増えたから、私も把握しきれていない。でも呼吸を補助するスキルを持っている眷属はいない。まあ、便利だからいいけど。


 おお!蟹だ!


 看破 タバラガニ 


 やっぱりバッタもんだ。うを!素早い!

 ちっ、スカートの端っこ切られた。ていうか、ルビー母さんの作った服を切るなんて、凄い切れ味だ。

 短槍で突くけど、硬い!短槍の先に、ダークソードを出して、また突いた。

 またすぐ後ろに迫っているけど、分かっている。そのままダークソードで切り伏せた。

 浮かんできた蟹足をゲットして、次を探す。


 しばらく蟹と戯れて、収納庫の中にも蟹が貯まってきた。

(ねえマナ、まだ蟹取りしてるの?)

 あ、スカイだ。そろそろ飽きたかな?

(そろそろ夕食の時間じゃない?)

(うん。分かった。今日は蟹鍋ね!)


 まだ30階層への階段は見つけていないけど、また蟹をたくさんゲットするつもりだからいいのさ!


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