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ルードとルビー

 ミノタウロスも狩ったし、少しは保つだろう。

「凄いね、スカイ。一人でミノタウロスを狩れたじゃん」

(僕はもうフェニックスだよ?これで負けたらさすがに格好悪いよ)

「なら、ルビー母さんと戦って勝てる?」

(……レベルが上がれば?)

 ものすごい間。自信ないんだな。

 これ以上は突っ込まないであげよう。

 ならやっぱり、うちの最強選手はルードか。


 ツリーハウスに戻ってお昼ご飯を作っていたら、ルビー母さんとルードが起きてきた。

 あ、間違い。起きているのはルビー母さんだけだ。

「ほら、シャキッとして、ルードの大好きなミノタウロスがあるよ」


「うー、5年位寝てたい」

 5年て…。

「あと5年も経ったら私も大人だね」

 そうしたらいくらルードだって、私をお子様抱っこしないだろう。

「ん。それは勿体ないな」

 こら、膝の上に座らせないでよ!しかもがっちりホールドしてるし。

「私も背が伸びたんだよ!」

「うん。進化したね」

 いや、たかが3センチ位じゃん。4か月近く寝てたんだから、普通に成長だよ。

「いや、成長だから」

「マナは身長伸びて、綺麗になったわよね?服、大丈夫?」

「とりあえず自動調節の範囲には入ってるよ。ルビー母さんの服はね。まあ、普通の服はもう必要ないと思うし」

 冒険者としてやっていくなら、自重は要らない。

「そうだ。スカイとユキはすごく強くなったから、二人ともステータスチェックさせて」

「断らなくても、いつでもいいわよ?」


 ルビー(90) マナの眷属

 アルケニー

 レベル151


 スキル

 蜘蛛糸 斬糸 猛毒 麻痺毒 糸拘束 

 暗黒魔法 時空魔法 聖魔法 爪攻撃 

 念話 ソニックウエーブ 立体機動

 状態異常耐性 気配隠蔽 忍び足 縮地

 家事 解体 暗殺術 念話 人化 結界

 守護 罠 罠回避 並列思考 威圧 怪力

 槍術 体術 慣性制御



 ルード(60) マナの眷属

 インペリアルドラゴン

 レベル250

 

 スキル

 属性魔法 聖魔法 補助魔法 創造魔法

 時空魔法 自動回復 聖なる癒し 結界

 守護 人化 念話 翼斬 聖翼斬 噛み砕き

 状態異常無効 ホーリーブレス 魔眼

 インパクトキック 気配隠蔽 索敵 投擲

 身体強化 解体 物理耐性 威圧 直感

 偽装 高速飛翔 爪攻撃 連撃 透明化

 多重思考 空間機動 長剣 体術 必中

 空歩 慣性制御


 主神サマルトの祝福


 ルビー母さんは、見たのが随分前だったから、どれだけスキルがあったか覚えてないけど、やっぱり強くなっていると思う。

 ルードは、もしかしたら修行で覚えたスキルもたくさんあったかも?


「ルビー母さん、神の使いの表記が消えているんだけど?」

「別にいいわよ。今はマナの眷属だもの。そっちの方が大切よ」

 そういうもの?本人が気にしてないならいいのかな?


 私にも幾つかスキルが増えたけど、大きな物は眷属召喚かな。離れていても、自分の眷属を呼び出す事ができそうだ。


 午後は、農園で生産活動だ。今日は釣りもやりたい。

 熟成小屋、早く手に入れたいな。穀物の生産に余裕ができたら買おう。

「ルード、剣の調子はどう?」

「どうって、すごく使い易いよ。正直ミスリルだと軽すぎたから。オリハルコンは、強度が高いから、折る心配もないし」

 って、折ってたの?

「昔の話。鉄の剣は、すぐ折れる」

「確かにルードの怪力なら、折れそう…私もオリハルコンで短剣作ってみようかな」

「じゃなくて短刀を、オリハルコンで作ってみたら?使い易いみたいだし」

 確かに魅力的な提案だな。日本刀は作った事ないけど、オリジナル作成なら何とかなりそうだし。


「マナ、野菜なら母さんが買ってくるから、作らなくても平気よ?」

「うん。でもこの世界にない野菜もあるから、それは作るよ。それに、大した手間もかからないから。あ、買ってくれるのは嬉しいよ?出来ればまだ見たことないのがあると嬉しいな」

「それは難しいわね。まあ、探してみるわ」

「果物も、お願いね」


 果物で、ユキが好きなのは梨とかスイカ。スイカは野菜だけど、そういう水分が多い物が好きみたい。スカイは柑橘系以外。二人とも好きなのは、苺なので、というか私も好きなので、なくならないように、多めに作っている。それとみかん。

 ゲームではオレンジだけだったけど、みかんの苗を見つけた時は、嬉しかったな。


 今年の冬はいつの間にか過ぎていたけど、こたつの魔道具、欲しいな。今度の冬までの目標にしてみようかな?

 いくら亜空間内は適温とはいえ、こたつでみかんはいいよね。残念ながらテレビはないけど、スマホがあるから小説は読める。YouTubeとか、音が出る系の物は残念ながら、ダメみたいだ。

 まあ、小説だけで充分嬉しいけど。


 

 


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