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登場人物

□あやかし商店街——妖怪の町。


宮前真司(みやまえしんじ)——この物語の主人公。人ではないモノが見え、辛い過去があり目を隠すように前髪を伸ばしている。

しかし、菖蒲(あやめ)との出会いによって少しずつ心を開き、妖怪に対しても驚かされる事はあるが次第に恐れなくなった。


菖蒲(あやめ)——あやかし商店街にて付喪神(つくもがみ)が憑いている骨董屋を営んでいる。

妖怪にも慕われ尊敬されている謎の着物美人。

その正体は元九尾の狐で現在は多治速比売神社(たじはやひめじんじゃ)の末社(稲荷社)の神。


白雪(しらゆき)——温かいものが大好きな変わった雪女。

旅から戻り今は骨董屋に住み、心も暖かくなるような毎日を送っている。

雪芽(ゆきめ)のことを、娘のように妹のように愛している。


雪芽(ゆきめ) 愛称:お(ゆき)——作り手と想いによって生まれた力の強い付喪神。一見、雪女に見える。

いつも元気で明るく、食べることが大好きな可愛らしい女の子。

本体は、雪兎がちょこんと載ってある小さな陶器。


(せい)——作り手と想いによって力の強い付喪神に生まれた男の子。生まれはロンドン。

オッドアイの瞳に加え、外見は可愛らしい女の子に見える。(本人は、女の子と間違わられるのを嫌がっている)

物静かで口数が少なく本が大好き。

最近は、真司(しんじ)にベッタリで笑みを見せるようにもなった。

本体は色とりどりな宝石が填め込まれた硝子コップ。


□ルナ——(せい)と同じ本体で生まれた真っ白な美猫。

ルナは宝石から生まれたので、色は違うが(せい)同様にオッドアイの持ち主。

猫なだけに自由気ままだが、基本は(せい)の傍にいる。


雛菊(ひなぎく)ーー桜の精。


□その他の妖怪——猫又(ねこまた)(いさみ)・小豆洗いの小豆(あずき)豆腐小僧(とうふこぞう)豆麻(とうま)天狗(てんぐ)天翔(てんしょう)山童(やまわら)木魚達磨(もくぎょだるま).....etc



【神様】


多治速比売命(たじはやひめのみこと)——多治速比売神社(たじはやひめじんじゃ)の主祭神。神名は弟橘姫(おとたちばなひめ)

女神だけあって、安産、恋愛には強い。

そして、本人は酒にも強い。我が道を進む元気が有り余るぐらいの神様。(昔は淑女という噂も.....?)

「全く」が口癖。


菅原道真(すがわらのみちざね)——多治速比売神社に祀られている神の一人。

穏やかな老人。基本的に、多治速比売命(たじはやひめのみこと)のなだめ役。


小梅(こうめ)ーー梅の精。道真の神使。



【人】


荻原海(おぎはらかい)——小柄でふわふわした癖っ毛の髪が特徴で犬みたいなので、周りからはうみちゃんと呼ばれている。

スポーツ全般が得意だが、勉強はからしき駄目な子。

真司(しんじ)の友達。


神代遥(かみしろはるか)——全科目に於いて学年優秀、長身で切れ長な目はとてもじゃないが中学生には見えない。

女子からは案の定モテモテである。

物静かで坦々と喋るのは(せい)に似ているかもしれない。

主に(かい)のお守り役で真司(しんじ)の友達。


大神水鈴(おおかみみすず)ーー真司と同じクラスの女生徒。

遥同様に優秀で美少女。


白石稔(しらいしみのる)ーー古典担当の教師で真司の担任。

いつも気だるそうで、甘い物が好きなずぼらな先生。


雛菊(ひなぎく)――桜の精に憑いてる幽霊。魂だけになった今でも恋人を想いこの世をさ迷っている。


八郎(はちろう)――雛菊の恋人。旅をする薬剤師。


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