表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

味覚は脳が教えてくれる

作者: 竹輪

あらすじに書いちまった...


別にグロくないです

想像力が大変豊かな方は

お食事前に読まないでください


直接的なものはないですが、

世の中には神的な想像力の方も居ますし

一応....注意だけ


あ、無断転記ダメ絶対!

最近ね

味がわからないの


確かに私は食品を口に含んで

咀嚼して飲み込んでるのに

するのはその食品の食感だけ


飲み物もそう

何を飲んでも同じ

昔は水にさえ味があったのに

今ではジュースでさえ同じ味

無味な液体が喉を伝って行くだけ


なんでだろう

どんな味付けをしても

どんな食材を使っても

結局味飲んて変わらなかった


でもね、でも

あなたがくれたものにだけは

ちゃんと味があったの


最初にくれたのはジュース

あれは甘くてほろ苦い味がした

口の中にとろりと広がる甘さは

暖かさと合間って凍えていた私の

心を温めてくれた。


次にくれたのはお肉

久しぶりに味わうお肉の味だった

細切れにカットされた肉の食感がコリコリしていてとても美味しかった。噛めば噛むほどに染み出す肉の味を私は忘れないだろう


最後は骨

これは私のために用意してくれた

食材の残りカスだったけど、

私にはそれすらも嬉しくて

捨てるなんてとんでもなかった!

だから貰った。

骨についたお肉を舐めてしゃぶって

一欠片だって残さないように

流石に骨は食べられないから

食べ終わったら煮込んでだしを取る

最後にそのスープを飲んで呑んで


出汁をとり終わった骨は

砕いて粉々にして瓶に詰めた

骨壷みたいなものかな

ずっと一緒に居たいから

ペンダントにして首から下げる


そう言えば昨日、彼のお母さんが

私のところに来て彼を知らないか訪ねて

来たっけ。私に掴みかかって

「息子を出せ!返せ!」って

失礼しちゃう、

私は隠すつもりもないし

隠してなんか居ない

あなたの目の前にいるじゃない

って言ったら頬をぶたれた。

本当のことしか言ってないのに....

酷い。「嘘をつくな!返せ!」

怒鳴り散らして話を聴かない態度に

いい加減にうっとおしくなった。

だいたい、今では私だけの身体ではないのだからぶたないで欲しい。

そう言ってお腹をさする


「子供をつくったのね?!」


五月蝿いな.....

被害妄想も度が過ぎるんだよ

そんな生殖的な行動はして無い

もっと崇高で甘美なものだ


「殺してやる殺してやる!」


包丁を私に向かって振りかぶってきたから、ちょっと嫌になる。

目障りだ、私達の家にこいつは

イラナイ






トントントンと包丁の音がする

グツグツグッと煮込む音と匂い

扉を開ける音が同居人が帰ってきたことを告げてくれる。

「おかえり」

そう言ってやれば寡黙な彼は、何も言わずに擦り寄ってきた。お腹が空いているのか急かすように、身体をすりつけてくる。

正直な彼の行動に思わず笑みが零れる。

柔らかい毛並みを撫でてもうすぐ食事が出来ることを告げてやる。


今日のご飯は豪華だよ

良かったね。ミケ

足元に擦り寄ってきた三毛猫が

私の声に同意するように鳴いた。



何人がここまで来ましたかねw

8割は途中で退出したろう


ご気分でコメントとか

残してくれると嬉しいです

サンバします

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ