ショート・ショート その3 一発逆転
(仮)実験的試み。 なんでこんなのを書いたのかがわからない
「室長大変です!」
「なにぃ! 何が大変なんだ!?」
「今度実装する予定だったインターネットを使って遠くのプレイヤー同士で闘うことのできる機能が実装できません!」
「何故だ!?」
「開発部総出でクリケット大会をしたからです!」
「近所の公園でだぞ!?」
「優勝賞品が国産超高級牛一頭でした!」
「誰だそんな商品を用意したのは!?」
「B君です!」
「奴を連れて来い!」
「あそこでミイラになってます!」
「くそぅ! こうなったら”対戦相手は実はプレイヤーと見せかけてコンピュータでした”作戦でいこう! なぁにガキは気づかないし、いい歳こいてゲームに熱中している大人もそう変わらん! 念のためにわざと処理落ちもさせよう!」
「その悪事、ちょっと待ったー!!」
「なっ!? 一体誰だ!?」
「室長あそこです! 開発部屋の隅に設置した生ゴミ置場です!」
「あいつは一発逆転太郎!?」
「知ってるんですか!?」
「そう、私の名前は一発逆転太郎……かつてその男に会社を追われた身だ」
「室長、あんた一体何をしたんですか!?」
「私は何もしていない! あいつの作るゲームが生ゴミよりゴミだっただけだ!」
「過去の話はどうでもいい!」
「それで一発逆転太郎! お前は何をしにきた!?」
「知れたこと。今聞いた話を新聞社に売り、俺を認めなかったこの会社に復讐を果たすのだ!」
「取り押さえろ!」
「嫌ですよ臭い! 室長がやってください!」
「なら警備員を呼べー!」
一発逆転太郎はその後、最新の司法により宇宙へと放棄された。
おわり
誤字・脱字が多々あるかもしれませんがご容赦お願いします。
発見しだい修正します。