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2話 転生

続きです!


7/15日:能力を少し変更したのと女神の喋り方の細かな修正をしました。

あっけなく、氷崎裕也は死んだ。


目を開く。

そこは真っ白な空間であった。

そしてあたりを見渡すと荘厳な机と椅子が二つがあった。

現状分析をしよう。あの状況で助かるはずはない。

だとするなら、さっきのは夢か?

そう裕也は少し落ち着いてここについて考える。

非現実的な事を考えるなら、ここは天国と呼ばれる場所だろうか。


「違うわ。ここは転生案内所よ。」


金色の美しい髪で白い貫頭衣を着た女性が話しかけてくる。

何よりも美しい。

黄金比で作られたあまりにも完璧すぎて女神と呼ぶのが相応しい存在だろう。


「えーと、色々と説明してもらってもいいですか?」


「死んだあなたの魂を招きました。ちなみに私は女神よ。えっへん。」


「あ、やっぱり死んだんですね...。というか天使じゃなくてほんとに女神だったのか!」


「普通なら、天使が魂についた記憶を消して生まれ変わらせるのだけれど特殊な使命を与える人がランダムに選ばれていて、君は運良く選ばれったってわけ。」


「よかった!生き返れるのか...!」


そう俺は安堵する。


「あ、ちなみに生まれ変わるのってどんな世界なんですか?」


生まれ変わる世界がハードモードじゃないか心配だ...。


「前世とは別の世界ではあるけど、ほぼ同じような世界ね。違いとしては娯楽がほぼないと言って

いいわ。」


「え...。」


マジですか?


「実は、世界が生まれて間もない頃に遊戯神が自分の娯楽のために様々な事を人類に試練として与えたりしていてあまりにも酷かったものだから、追放されてしてしまっていて娯楽が生まれないのよ。」


「そんな...。」


「だからその世界の娯楽は君の世界で言うボードゲームとか昔ながらのものしかないのよね。」


裕也は絶望して膝を突く。何故なら、裕也にとって娯楽文化は苦しい生活の中で

妹の次に生きる理由だった。

そんな娯楽が無いとなると待っているのは地獄だろう。


「だからこそ君には娯楽文化を世界に広めて欲しいの。それが使命。」


「...!」


「やってくれるわよね?」


「分かりました!やらせていただきます!」


そう俺は目を輝かせながら、了承する。


「まず最初に使命を果たすための特典として、十個の能力を選んでほしいの。」


「おお!」


「まあ魔法のようなものは無いのだけどね。」


魔法は無いとしてもだ。

俺はテンションが上がる。異世界系のライトノベルで良く読んだテンプレを体験できるのだから。

そして、俺の脳裏に浮かんでくる、無数の能力。

俺はその中からじっくり選んでいく。

ちなみにここでは時の流れが止まっている。

頭の中に浮かんだすべてのスキルを確認する作業に一日を使った。

そして選んだ能力は...


【高速成長】

ありとあらゆる物事が格段に早く成長する

これはアニメやゲームなど娯楽を作るために必要な技術を取るために必要だから選んだ。


【カリスマ】

人を引き付けることができる。

これは人を惹きつけるために使えると思ったから選んだ。


【美声】

美声により人々を魅了することができ、色々な声を出すことも可能。音域は脅威の6オクターブ。

これは声優や歌手としての活動に必須レベルだから選んだ。


【表現力】

様々な思いや考えを物事を込めることが可能。

これは作曲かシナリオ作りなどに活かせるため選んだ。


【美貌】

美貌を長く保つことができる。数千年に一人の美貌。

これは...まあ俺が欲しかっただけだな。うん。


【健康】

病気にならなく一生健康で長寿。

これはもし体に支障が出て使命が果たせなくなることを考えるとやばいから保険として選んだ。


【聴力】

細かい音の違いを聞き分ける事ができる。

これは歌の音程をとるときだったり作曲の時などに有用なため選んだ。


【運】

あらゆる物事において運が良い。

これは活動の成功にも関わりそうだから選んだ。


【発想力Lv.10】

良いアイデアが直ぐに浮かびやすい。

これは曲作りやシナリオ作りに活用できそうだから選んだ。


【ショートスリーパー】

2時間の睡眠が8時間の睡眠と同等レベルになる。普通の睡眠と切り替え可能。

これは一日の活動時間の延長に使える有用な能力のため選んだ。


以上が俺の選んだ十個の能力だ。


「あ、実は心残りがあるのですが、前世の妹、美緒はどうなってるのでしょうか。」


「あぁ。妹さんは最終的には幸せな家庭を築き幸せになったから安心してくれていいわよ!」


「幸せになるならよかった...。」


そう聞いて裕也は安堵する。


「満足のいく組み合わせは見つかったようね!」


「はい。これで大丈夫です。」


「ちなみに生まれ変わる家庭はあなたの前世でいう財閥の家よ!」


おお、まさかの財閥か。


「それではそろそろ転生する準備はいい?」


「はい。大丈夫です!」


裕也は覚悟を決める。


「今の知識と人格で赤ん坊になるのは大変だから記憶は三歳から思い出すわ。

それでは頑張ってね〜。」


女神はそういうと、指を鳴らす。

体が光の粒子に変わっていく。

意識が薄れる。

そうして裕也は転生するのだった。

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