13話 動画の反響
続きです!
動画を投稿した次の日の朝、反響を確認するとなんと再生数は3300万回を超えていた。高評価は1200万。そしてチャンネル登録者も1600万人を超えていたのだ。数日でこれだからきっともっと増えるのだろう。
海外でも吹き替え動画が出ていてそこからくる視聴者も多い。
その日は普通の平日。俺は学校に行く準備を整えて、家を出た。外の空気が清々しい。いつもと同じ道を歩きながら、スマートフォンを取り出して再度3TNetのアプリを開いた。昨日の反響が信じられず、何度も確認してしまう。
「これ、本当に現実なのかな…」
通学路で最近新しくできた友達、佐藤春樹とすれ違った。彼は俺を見るなり駆け寄ってきた。
「蓮、お前の動画見たよ!すげぇじゃん!一晩でこんなにバズるなんて!」
「ありがとう、春樹くん。俺もまだ信じられないんだけどね。」
「いやいや、あの内容なら当然だって。そりゃみんなあんな注目するよ。」
佐藤の言葉に少し照れくささを感じながらも、嬉しさが込み上げてきた。学校に着くと、廊下で
他のクラスメイトからも声をかけられるようになった。
「蓮君、おはよう!動画見たよ、すごく良かった!」
「如月君、おはようございます。私もチャンネルフォローしましたよ!」
皆が笑顔で話しかけてくれる。こんなにたくさんの人が見てくれたなんて、本当に夢みたいだ。
授業が始まる前、教室で友達と話していると、クラスの中で一番の情報通である川口が近づいてきた。
「蓮、あの動画の影響で学校でも話題沸騰中だよ。先生たちも知ってるみたいだし。」
「え、本当?!」
「うん、間違いないよ。今朝の朝礼で名前が出てたし。」
予想外の反響に驚きつつも、少し緊張してきた。先生たちにも見られているとなると、責任を感じる。でも、同時にそれが俺のモチベーションにもなった。
朝のホームルームが始まり、担任の斎藤智有先生(通称チャーリー先生)が
教室に入ってきた。いつもは厳しい先生だけど、今日は少し柔らかい表情をしている。
「皆さん、おはようございます。まず最初に、昨日の如月君の動画について少し触れたいと思います。」
教室がざわついた。皆が俺の方を見ている。
「如月君、昨日の動画はとても素晴らしかった。自己紹介動画としてだけでなく、多くの人に夢と希望を与える内容だったと思います。これからもその意志を持って頑張ってください。」
クラス全員が拍手を送ってくれた。顔が熱くなり、少し恥ずかしかったが、皆の応援に感謝の気持ちが湧いてきた。
これからもインフルエンサー活動を頑張ろうと思ったのだった。
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