2話八つ当たり
場面の切り替えと視点の変更、街の様子などもっと上手く伝えられるようになりたいな
昼間は人通りも多く賑わっているギルド前も日が落ちると静寂に包まれる
「アルク…話ってなにかな?」
サラはかげりのある表情で迫ってきた
「サラ…俺はあいつらの事本当に仲間だと思ってた…
だけど結局全部まやかしだった!俺は何を信じればいい?今まで積み上げてきたものが全部一瞬で崩れ去る」
「そんな事は…」
「そんな事あるんだよ!!実際に裏切られたじゃないか!」
アルクの表情は怒りと悲しみを含んでいた
【俺はもう何も信じない】
そう言うとアルクは夜の街を進んでゆく、サラはアルクの背中を黙ってみているしかなかった。
「はぁ最悪だ…サラは唯一あの場で俺を庇ってくれてたのに八つ当たりか…俺もあいつらと何も変わらないな…
取り敢えず夜も遅いし宿を借りよう」
15分くらい進んだ先に宿が一つあった看板にはうさ耳亭と書かれている
「誰かいないか?」
呼び声とともに受付の端に置かれているベルを鳴らす
「はーい!私はこのうさ耳亭の看板娘ラビィですピョン!」
受付の奥からうさ耳族の獣人がテンション高めで現れた
「おやおや?もしかして勇者パーティーのアルクさんではありませんかピョン?」
「勇者パーティーだったアルクだ!今日をもってパーティーを追放された身でね、しかし何故俺がアルクだと分かった?」
「わかるピョン!その黒髪にエメラルド色の瞳ここいらじゃアルク以外いないピョン、それと勇者の件は悪かったピョン」
ラビィはすこししょんぼりしていた
「まぁいい!そんなことより宿を借りたい取り敢えず3週間くらい泊めてもらえないか?」
「アルクは心が広いピョンね、オッケー!3週間だと朝晩食事付きで銀貨3枚ですピョン!」
銀貨3枚か幸いな事に勇者パーティーの名残でお金には随分余裕がある
「銀貨3枚だ、今日の晩飯はいらない」
アルクは足早に階段を上がり宿の個室へ入っていった、
「はぁこれからどうすればいいんだ?」
ため息と共に常備されているベットに顔を沈める
「明日はギルドに行って仲間探しかな、正直あんな思いはしたくないが俺はヒーラーだ仲間がいないと何もできない、サラにも…謝れたらいいな」
そう言うとアルクはそっと眠りに落ちた
読んでいただきありがとうございます!




