世界は優しくなかった(泣)
「ど、どうされたのですか、ロジー様。」
天の声に、お前は2つ目の属性なんか持てねぇんだよ☆と言われてから、リアルOrzで固まる私をライムが心配して声を掛けてくれた。
心配させすぎちゃ悪いし、ひとまず立ち上がる。
「ねえライム。」
「なんでございますか。」
「第2の属性って、第1の属性マスターしたら習得できるんだよね?」
「はい。そのように言われてると思いますが、どうなされたのですか?」
ライムは、また考え事を始めた私を見て、また心配してくれる。本当に主思いのいい人である。
「さっき天の声が聞こえたって言ったじゃん。」
「はい。ロジー様の属性、つまり水魔法を習得した、と。」
「その後風魔法を習得しようとしたら、また天の声が聞こえたんだよ。」
「習得の天の声ですか?」
ライムはその流れで出てくる、当然の答えを言った。
だが、世界わ私に優しくなかった。
「いや、天の声が、第2の属性の習得は無理だって・・・。そう言われた。」
「天の声にそう言われたのですね?」
「うん。」
ライムは何か考えてるようだ。少しの間があって、ライムが喋る。
「実は第2の属性についての詳しいことは私にもよくわからないのでございます。ですが、先ほど私が言った方法は間違いではない気がするのでございます。これも本能というものかもしれませんが。しかし詳しいことはよくわかりません。何か必要なものや、儀式がいるのかもしれません。この先、人のいる土地へ行った時に、調査してみるのもよろしいかと。お役に立てず申し訳ございません。」
「全然大丈夫。この世界のことそんなに知らないし、しょうがないよ。街に行って調べるのも
ぐぎゅるるるるる~~
私のお腹が盛大になる。
恥ずかしー。めちゃくちゃ恥ずかしー。昨日この世界に来てから何も食べてないけど、話の途中にならなくても・・・。
「ロジー様?」
私が恥ずかしさに身悶えしていると、ライムが声をかけてくれる。声かけてもらいっぱなしだぁ。
「ライム、お昼食べるか。」
「?お昼、ですか?お昼とは食べれるものなのですか?」
「え?」
また、謎がひとつ。