表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/9

世界は優しくなかった(泣)

「ど、どうされたのですか、ロジー様。」

あまの声に、お前は2つ目の属性なんか持てねぇんだよ☆と言われてから、リアルOrzで固まる私をライムが心配して声を掛けてくれた。

心配させすぎちゃ悪いし、ひとまず立ち上がる。

「ねえライム。」

「なんでございますか。」

「第2の属性って、第1の属性マスターしたら習得できるんだよね?」

「はい。そのように言われてると思いますが、どうなされたのですか?」

ライムは、また考え事を始めた私を見て、また心配してくれる。本当に主思いのいいスライムである。

「さっき天の声が聞こえたって言ったじゃん。」

「はい。ロジー様の属性、つまり水魔法を習得した、と。」

「その後風魔法を習得しようとしたら、また天の声が聞こえたんだよ。」

「習得の天の声ですか?」

ライムはその流れで出てくる、当然の答えを言った。

だが、世界わ私に優しくなかった。

「いや、天の声が、第2の属性の習得は無理だって・・・。そう言われた。」

「天の声にそう言われたのですね?」

「うん。」

ライムは何か考えてるようだ。少しの間があって、ライムが喋る。

「実は第2の属性についての詳しいことは私にもよくわからないのでございます。ですが、先ほど私が言った方法は間違いではない気がするのでございます。これも本能というものかもしれませんが。しかし詳しいことはよくわかりません。何か必要なものや、儀式がいるのかもしれません。この先、人のいる土地へ行った時に、調査してみるのもよろしいかと。お役に立てず申し訳ございません。」

「全然大丈夫。この世界のことそんなに知らないし、しょうがないよ。街に行って調べるのも

ぐぎゅるるるるる~~

私のお腹が盛大になる。

恥ずかしー。めちゃくちゃ恥ずかしー。昨日この世界に来てから何も食べてないけど、話の途中にならなくても・・・。

「ロジー様?」

私が恥ずかしさに身悶えしていると、ライムが声をかけてくれる。声かけてもらいっぱなしだぁ。

「ライム、お昼食べるか。」

「?お昼、ですか?お昼とは食べれるものなのですか?」

「え?」

また、謎がひとつ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ