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初授業の掟やぶり

ドラえもんは声優とともにキャラクターの性格までCHANGEしてしまえばよかったのにと思う今日この頃というか今


やっとチャイムが鳴り教科坦が来た。



えっと一時間目は古典か、、、



なんかいかにも古典の担当です。って感じだな。



「はい、始めるんだ早く。」



ちょっと滑舌悪いけど、田沼さんの件があったから普通に聞こえるなぁ。



一番最初から小テストか、、、、



古典は苦手なんだけどなぁ



うわぁ全然わかんねぇ。



みんな解けてるのかな?



僕はパッと周りを見てみる。



おー、、、ほとんど全員が寝てる。



いやぁ流石だ、、、?



いや、、、寝すぎじゃね?



「多恵、、、」



小声で木村さんを呼ぶ。



「どないした転校生?ウチは寝てるんや。」



「いや、それ間違ってるよね!?」



「この先生の授業は何故か眠たくなるんや。」



「えー!?」



「まぁしっかり受けときぃな」



「う、うん。」



みんな小テストはかなり適当に書いているらしい。



「はい。終わったか?後ろから集めなさい。」



ぞろぞろと集める。



「転校生くん。解けた?」



集めてくれた人が優しく声を掛けてくれた。



「いや、全然でした。」



やっぱり普通な子もいるよなそりゃ。



見た目もすごく可愛いし。



こんな子と仲良くなりたいものだなぁ



なんて思っていたのに



「そっか、、、バカなのね?」



「うん。えっ!?」



おい、なんかいきなりバカとか言われたよ?



暴言吐かれたよ?



「本当に期待した私が恥ずかしいわ。私の純情返して。」



何を期待したんだコイツ、、、



「ご、ごめん」



「いや、もう喋らないで、汚い唾が飛ぶから。私を見ることすら止めて。」



せ、性格悪っ!



いやもう、、、なんかこんな笑顔だとさ、暴言吐いてるとは思わないよなぁ。



満面の笑顔、、、



「なんて冗談よ。よろしくね。」



冗談か、、、良かった、、、



手を差し出してきた。



「こちらこそよろしく。」



一応握手を交わした。



彼女は前の席の女子の小テストを集めに行った。



「あら、解けてないの?どんだけー」



あれ?



なんかフレンドリーな感じで僕の前の女子の肩に手を置いてるけど、、、



明らかにあれ、握手した手を拭いてるよね!?



も、め、めっちゃ拭いてる!



しかもチラチラこっち見て笑ってるし、、、



前の席の女子が痛そうにしてるくらい拭いてる。



ヤバい、本当にヤバい。



涙が出そうだ。



僕も前の女子も。



性格悪っ!



「ごめんなさい。」



何故僕は謝っているのだろうか。



「なんだ。転校生はMじゃないんだ~」



「えっ?」



「なんかMっぽい感じだったからイジメたら嬉しいのかなって」



「あの、、、見かけで判断しないでください」



「ごめんごめん。」



「いや、てっきり君のことを女王様キャラクターだと勘違いしたよ。」



「ごめん、、、」



いきなりシュンとなった彼女はとても可愛いかった。



僕の胸がドキドキするのがわかった。



やばいなぁ



かわいい。



「気持ち悪いからこっち見ないでくれるかな?」



ふっ。こういうオチですか神様。



いや女王様!



キャラクター濃いよ!



「そこ何をしてるんだ。早く集めなさい。」



そうだよ、、、今授業中だった、、、



あー僕、もう目立っちゃった。



嫌だなぁ。



周りを見渡す。



「寝てるんかい!」



起きてるのは二人程度。



程度というのは起きてるのかわからないくらい目が細い人がいるから



いやあれば寝ているだろう。絶対に。



こっちを睨んでるわけじゃないさ



絶対に、、、



絶対に、、、



睨んでる!?



あれは起きてる!こっちを睨んでるんだ!



睨見すぎて目が開いてない!



なんだよこれ。



うわ、、、よくみたら怖っ、、、



なんで?なんで睨んでるの?



「田沼さん、、、」



「だぁ?」



「うわっめっちゃよだれが!」



田沼さんの口からよだれが滴り落ちた。



「だぁ!」



「な、なんなのもう!」



「だくにだんだよ」



寝起きは余計滑舌悪いな。



「うん。ごめん何にもない。」



「だんだよ、、、」



田沼さんは寝た。



あっもしかして僕がうるさかったからかな?



よし、集中しよう。



「「だに。」は重要なんだな。おぼえなさい。」



みんな寝てるのにほとんど無視で授業してるよ、、、



つーか字が汚いなぁ。読めないし、、、



まぁ頑張ろう。いがいとわかり易い授業をしてくれてる。



あれ、、、



いかんいかん集中だ!



集中、、、集中、、、集ち、、、














しまった寝てた!



20分もだって?



しまったなぁ。



あーもう全然授業わかんないし、、、



えっ、、、もしかして、、、



「まだ睨んでるの!?」



「どうしたんだ転校生。」



「す、すいませんなんでもありません」



めっちゃ睨んどる。



20分も睨んでるの?



怖い怖い、、



理由を知ることのできない恐怖に体を震わせながら僕は古典の時間を過ごした。



「はい。じゃ総務。」



「起立!」



おいっ女王様!あんたが総務かよ!



総務なら転校生に優しくしてくれよなっ。



「姿勢!礼!」



「「ありがとうございました」」



まったく授業を聞いてなかったのにありがとうございましたもあるかっ!



でも、、、古典の授業は何でか寝てしまったなぁ。



僕は真面目だけがうりなのに。



「おいっ転校生!」



「ひっ!」



ずっと僕をにらんでいた彼だ。



「谷内さんに話しかけられたからって調子に乗んなよ!」



「谷内さん?」



「総務だ!」



「あー、、、話掛けられたというより罵倒されたんだけど!」



「いきなり罵倒だとっ、、、」



そりゃ驚くよなぁ



転校生初日にあそこまでの罵倒なんて。



「羨ましすぎるぞ転校生!」



「えぇーっ!」



でた、、、



珠玉のドM



「彼女が罵倒するのはお気に入りの人間だけだ。」



「そ、そうなの?」



なるほど、、、



おかしな話だけど、、、



「んで君は谷内さんのことが好きだと。」



「あっ!?」



「わかり易いね。谷内さんかわいいもんね」



「なんでわかったんだよ!」



いやーむしろなんでわからないと思ったのかを聞きたい次第です。


どんだけ~!



古いけどどんだけ~!



色こい(恋、濃い)です彼は



あー巧い!お後が宜しいようで

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