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転校の掟やぶり

初めまして。

よろしくお願いします。


気分で書いて、気分で更新します。


第一話。

転校したわけじゃないですけど


田沼さんは僕の友人をモチーフにしました。

木村さんもですね


よろしくお願いします



ちょっとでも笑ってもらえたら嬉しいです。

「こちらが転校生の、、、」



「真田遙です!」



そう、俺は真田遙。



高二だ。



転校生としてこの高校にやって来た。



が、、、



学力普通。



容姿普通。



運動能力普通。



所謂、平凡だ。



特徴が無いのが特徴。



「おー元気がある奴だ。はいみんな優しくしてやれよ、Can you do it?」



「「「We can do it!」」」



、、、



いや、いやいや



「、、、よ、よろしくお願いいたします」



「はぁ、、、じゃーあそこの席にどーぞ」



「急にテンションさがりましたね!?」



先生のくせに



えーと、隣は女子か。



「よろしく」



第一印象は大事だからね。笑顔で言っといた。



「君はツッコミがへたくそやね。」



「何で転校生にツッコミの評価!?」



「おっ?」



「いや、転校初日の初の対面でね、あんなボケ。いや、あれボケなの?まぁいいやボケかまされてもね、一般人なら驚いてツッコミなんてしないよ!怯む、怯んじゃうよ!」



「き、君、、、」



どうして驚いてんだ?



なんかおかしいこといったっけ?



「肺活量すごっ」



「あっそこ?」



これから、奇妙なクラスメートたちとの学園生活が始まった。



「じゃショートはここまで。はいお疲れさん。」



なんてやる気と覇気の感じられない教師なんだ。



「ね、ねぇ」



うわっ



ちょっとビックリした。



後ろからいきなり、、、



髭面、ぽっちゃり、身長低め、眼鏡、坊主、制服ブカブカ、汚ならしい、耳から毛が出てる。



「ねぇ、君はOB?」



思わず聞いてしまった!



「だ?俺はタドゥバァダドゥディ一個上だけど、シェイネンダッビはあんまりタワラナイから、チョロティトゥ」



、、、



「パ、、、」



「パ?」



「パーデゥン?」



いや、英語圏かわからないけど、何を言っているのか全くわからなかった。



「ダンテ!?ダンテ英語?」



「神曲を書いた人のことかな?あれは英語じゃなくてトスカナ語だよ」



「ティゲーシ。」



「tea get she?誰かお茶を持ってるの?どういうこと?Can you speak English or Japanese?」













「チャーシュー飲むな!」



「意味わかんねーよ!いきなりなんでチャーシューを飲むなとか言われるの?わかってますよ!チャーシューは食べるものです。飲むって発想自体なかったし!」



「は?」



「いや、こっちがは?だよ。」



なんなんだコイツ!



「どないした転校生?」



「いや、彼が、、、」



さっきの隣の女子が助けてくれた。



「田沼さん?なんか言ってきたんか?」



「日本語と外国語を混ぜて話してくるんだよ。」



「は?田沼さんは日本語しかしゃべらへんで?」



「え?」



「ただ、異常に滑舌が悪いんや。」



「滑舌が悪い!?いや、悪すぎるだろっ!つーか何?チャーシュー飲むな!って何?」



「それはきっと、調子乗るな!やろ。」



「えーっ!?」



はぁ、、、キャラクター濃い二人と隣席だなんて、、、、大変だなぁ



「ご、ごめん田沼君、聞き取れなかっただけなんだ。」



「だだマディピクリン酸」



「ゴメン、もう一度ゆっくり」



「だまら、マジ、ピ・ク・リ・ン・さ・ん」



「一切聞き取れませんでした!」



いや、聞き取れたよ。



芳香族ベンゼン、TNTの変わりに爆薬として使われるピクリン酸



「多分やけどビックリした。やと思うで。」



「いや、クラスメートでさえ、多分という言葉を使ったら僕には聞き取れないと思う。」



「ハハハハ、そやな!」



大笑いすることか?



「ってか君らの名前を聞いてない。」



「いや、田沼さんは名前いっとったけどな」



「いや確かにそうですがっ、、、」



あんなのバウリンガル無いと聞き取れなくね?



バウリンガルも意味無いけどさ。



「ウチは、木村多恵や。よろしく。」



「オデェはダドゥバダドゥディ」



「もう、その件いらないよ!」



いつまで聞き取れないんだ。



「彼は田沼敦やな。」



「ありがとう、木村さん」



「気持ち悪いわ転校生」



「いきなり罵倒!?」



「今のは罵倒じゃないで?ボケでもないで。」



「どういうこと?」



「さん付けもやし、名字で呼ぶのこともや。」



「えー!?じゃ多恵、、、ちゃん?」



「度肝抜かれたわ。」



「ハシガキ」



「、、、あの、、、田沼君話さないで。」



「因みに今のは、確かに。やと思うで。」



「、、、そうなの?」



「ドゥン。」



「で、なんでちゃん付けになったん?」



「照れるじゃん。」



「ちゃんだとこっちが恥ずかしいわ」



「じゃ、、、多恵?」



「あぁそれやそれ。」



「恥ずかしいな」



「すぐになれるわ。」



、、、なんてことだ



出逢って即日の女子を呼び捨てだなんて、、、



つーか前の学校でもみんな名字+さん付けだよ。



ほとんど名前覚えてないけどね



僕が転校しても誰も悲しまかったろう



それでもいい



それでいい。



「んで、この話はどうしめるん?」



「どうしようか?」



「トレヨリ、もっとタベリたい」



「あんたは転校生としゃべれてないで?」



「うるタいな、木村しゃんとは話せチェルのに。」



「そやな、、、おかしいな」



いやいや



おかしいのは今の会話だろ。



「名字でさん付けにあんまり拘り無いんかいっ!」



「は?」



「田沼くんは何故、名字+さん付けなんだよ?」



「いや、、、だって、、、」



「だって?」



「田沼さんとは初めて話したんやもん。」



「、、、嘘つき。」



「いや本当やで!?」



もう、ワケわかんないわぁ、、、



この高校生活どうなるんだろう、、、



今まで、目立たなく生きてきたのに、それを変えられるような気がする。



若干の恐怖を感じる、、、



いや40人全員キャラクターが濃いってことは無いだろうから大丈夫だ。



ってわけでもないらしい

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