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あの果てしない空の果て  作者: kai
魔法少女☆有巣仁理編
27/39

27.日常へ

Tips:みんなのクラス

Sクラス

・有巣仁理

・天道穂香

・無堂瑞希

・綾取廻

Aクラス

・舵原良也

・斑目詩織

・宮本双葉

Bクラス

・天道舞香

・白井響香

なお、まじかる☆マーゴにクラスは付いていない。

「はぁ...簡単に解決出来るなら先に言ってくださいよぉ...」

「お前が相談しねぇから手出し出来なかったんだろ...」

炬燵を囲むのは有巣仁理、無堂瑞希、天道舞香、天道穂香、白井響香の5人とまじかる☆マーゴ。

「天道の方は。」

「...ちゃんと、お別れ言えたよ。」

天道姉妹は先程、母親の葬儀が終わった所である。

「そうか。」

それ以上、有巣は何も言わない。

ポテチの開封音が沈黙を破る。

スナック菓子を口いっぱいに頬張る穂香を見ながら、白井はある疑問を口にした。

「“神格実体”って結局何なんです?」

「さぁ...何なんだろうな...」

肩をすくめる有巣。

「えぇ...」

「わからずに神格だの基盤だの言ってたんですか...?」

「いやまぁ...仕組みはともあれ結果がアレだし...」

「結果?って何です?」

有巣の意味深なセリフが引っ掛かった無堂。

「自我の無い化け物みたいになる。ヱヴァの使徒みたいな。」

「え、じゃあ私あと一歩でアレみたいになってたんですか...?」

「...まぁ、多分。」

「でも有巣さんは別にそうなってないですよね?」

「俺に黒いモヤは無いからな。」

あー、と無堂は曖昧な相槌をうつ。

「正直良くわかってねぇんだよなぁ。一介の素人にわかってたまるかって事ではあるんだが。」

結局、“詳しいことはわからない”という結論でまとまってしまう議論であった。



「首尾はどうかな?」

「まずまずですね〜。魔力の集まりが悪くて。」

「そうか。もう少しかかるなら、一度休憩にでもしようか。」

巨大な魔法陣を前にコーヒーを淹れる黒い鉄仮面の男。

「そういえば、無堂瑞希が神格化しそうになったらしいっすね。」

「あぁ。その話なら私も聞いているよ。ただ、有巣くんの方が一枚上手だったね。」

「もう有巣さんに土下座して協力してもらった方が良いんじゃないんすか?」

「いやぁどうだろうね。彼は強情だから厳しいんじゃないかな。それに、失敗したら一瞬で終わり。敗色濃厚の賭けのチップに、命は重すぎると思うんだ。」

「あー...マジすか...」

コーヒーを受け取り啜る仮面の男。

「味感じねぇや。」

「ハハハ、そうかい。すまないね。」

「いやぁ仕方ないっすよ。火葬ギリギリで死体だけ回収出来たのがそもそも奇跡ですから。」

白黒の仮面が妖しく光を反射していた。



子供を投げ捨て、こちらを振り向く緑髪の男。

「やぁ、人間。」

魔獣討伐に駆り出されていた舵原良也はその一言で状況を悟った。どうやら、頭の良い個体と遭遇したようだ。

「褒められたものではありませんね。子供をいたぶるなんて。」

「お前も褒められたもんじゃねぇだろ?俺の仲間を殺すなんて。」

「ハハ。そうですね。」

舵原は随行していた水の塊で目の前の人型魔獣を攻撃する。

華麗に回避した魔獣は、腕を伸ばし鞭のようにしならせて攻撃する。

「俺は結護(ユイゴ)!お前は何て言うんだ?!」

舵原を捕え損ねた腕は地面を抉る。

「名前なんてどうでも良いでしょう。」

「ハハハ!そうだね!!」

勢いよく伸びた腕が水の塊とぶつかる。

直後、水の塊は(ハサミ)の形になり結護の腕を切断した。

「んにぃぃい!!」

切り落とされた腕が更に伸びる。

ギリギリで舵原は身を捩り回避したが、今度は結護本体が目の前に迫る。

水で防御すると同時に、舵原は結護の腕が再生しているのを視認する。

(他の魔獣に再生能力は無い...とするとヤツ固有の物か...?)

その時、舵原は背後に迫る影に気付いた。

「大丈夫!?」

舵原の隣に立つのは宮本双葉。

「俺たちじゃ少し厳しいかもですね。」

「私も!?なんで!?」

「あの魔獣、「腕が伸びる能力」と「身体を再生する能力」を持っています。」

「あー、ゴム人間に打撃は効かないもんね...」

「ムダ話すんなよ!!」

またしても地面を抉る腕、それを軽々と避ける2人。

「何回ですか。」

「23!」

「まだまだですね...」

宮本の能力効果を得るには50回の会心(クリティカル)が必要である。

「急所を突けば殺せますかね...?」

「私に聞かれても困る!」

宮本が結護の懐に入り込む。

「うおおおお!!」

「ニヒィ!!」

宮本の拳が結護の腹を捉える。

しかし、

「なーんてね。」

宮本が耳を塞ぐ。

「『死ね』」

「...へ?」

魔獣が力を失い倒れる。

建物の上に居るのは、メガホンを持った綾取廻。

「...やっぱ、Sクラスが居ると緊張感薄れますね。」

「これで最後だね。帰ってお昼にしようか。」

仕事を終え、帰路に着く3人。

今日も空は晴れている。

Tips:腕相撲対決(再)

1位:斑目詩織

2位:有巣仁理(氷の剣士)

3位:舵原良也

4位:宮本双葉

5位:天道穂香

6位:綾取廻

7位:白井響香

8位:有巣仁理(通常)

9位:無堂瑞希

10位:天道舞香

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