秋の恋 ep16
そのころ中等部にて…
汐音「玲那!おはよう!」
玲那「おはよう汐音!」
汐音「今日なんか男子たちが手伝ってくれるらしいよ?」
玲那「本当かな…手伝いとか言って邪魔してきそう…」
汐音「そうかも…大丈夫かな…」
玲那「でも生徒会長さんいるから大丈夫じゃない?」
汐音「そうだよね!じゃあ安心だ!」
玲那「だね!」
そしてその日の放課後…
藤宮「秋?今日も頑張ろう!」
秋「そうだね。」
そして中等部の展示をする教室に入ると、数人の男子が端っこで喋っており、橘さんたちが口論していた。
男子「いいだろ?ちょっとくらいサボったって!」
汐音「サボったら間に合わないかもしれないんだよ!」
男子「そっちがやればいいじゃんか!」
汐音「分かったよ…」
男子「あと材料費は俺らが遊ぶのに使うから!お前らでなんとかしろよ~」
汐音「なんで⁉おかしいでしょ!」
それを見過ごせなかった私は、鋭い目線と低く、威圧感を出して話しかけた。
秋「君たち…そのお金は生徒会から出ている材料費だよね?文化祭の準備費以外に使うなら生徒指導室へ私が直接連れて行くよ?この子も困っているだろう?さっさとそのお金を返してくれ。」
そういうとその男子たちは、怖かったのか声も出さずに震える手でお金を返してきて、そのまま教室から逃げ去った。
秋「橘さん?これ返すよ。」
汐音「…!」
秋「私が怖かった?」
汐音「いや…ありがとうございます…」
秋「じゃあ昨日の続きしようか。」
汐音「あの…!長谷さん!」
秋「何?」
汐音「私のことを汐音って呼んでくれませんか?」
秋「ちなみになんで?」
汐音「そっちの方が呼ばれ慣れているので…」
秋「分かった。汐音。昨日の作業の続きしようか。」
汐音「…はい!」
それを見ていた白石兄妹は小さい声で会話していた。
玲那「汐音ってやっぱり会長さんの前で恥ずかしがっているよね?」
陵「汐音ちゃんは本当に好きなんだろうね…秋はほとんど意識してなさそうだけど…」
玲那「汐音って恋愛は奥手なんだね~案外。」
陵「これ仮に両想いになっても付き合えるのか?秋はそもそも人に対して積極的に行かないタイプだし…」
玲那「それを押すのが私たちでしょ!」
陵「まあな!」
そしてそこへ藤宮が話しかけに行った。
藤宮「2人とも兄妹で何話しているの?」
陵「ごめん家の話。作業に戻るか。」
玲那「そうだね~」
そして秋と汐音は2人で作業を進めていた。
秋「ここをねじで止めたらいい?」
汐音「お願いします!」
秋「これが終わったら今日は終わりね。」
汐音「分かりました!」
そして作業を終え、家に帰るのだった。




