秋の恋 ep15
その日の夜…白石家にて。
玲那「兄ちゃん?今いい?」
陵「何の用?」
玲那「汐音の件なんだけど…」
陵「もう確定した?」
玲那「もうほぼほぼ確定!汐音は長谷会長のことが好き!」
陵「やっぱりモテるんだね~あいつは。」
玲那「兄ちゃんも前…町で逆ナンされてなかった?」
陵「必死で逃げたよ…中学の時陸上やっててよかったよ…」
玲那「兄ちゃん足早いもんね!」
陵「これでも50m6.4秒だからな!」
玲那「その足の速さを陸上競技に使えばいいのに…」
陵「この学校部活ないからな~逃げ足にしか使えないよ。」
玲那「もったいない…」
陵「ちなみに秋は恋愛一切興味なさそうだけどな。」
玲那「私たちが応援しちゃおうか!」
陵「そっちは頼んだぞ~」
玲那「この恋愛マスター玲那に任せてよ!」
陵「お前小学校の頃に告白して失敗したくせに~」
玲那「兄ちゃんその話題を今出さないでよ!」
陵「じゃあ俺もうリビングで飯の準備してるから~」
玲那「逃げんな!」
玲那[もうまた逃げられた…逃げ足だけは早いんだから…]
そして私はリビングに向かうのだった…
そのころ長谷家にて…
秋「通知?誰だろう?」
チャット「星ヶ丘学院第10期生徒会」
高宮「ごめんみんな。明日の生徒会の飾りつけなしにしない?」19:29 既読4
仲井「それもありか。」19:29 既読4
守康「会長一人になるし俺ら手伝えないもんね…」19:30 既読4
多田「今既読4になったよ。」19:29 既読4
秋「明日何があるんですか?高等部2年で。」19:30 既読4
多田「明日と明後日修学旅行なんだよ~」19:30 既読4
秋「文化祭準備の途中であるの⁉」19:30 既読4
仲井「どうせ俺らはいないから今週はなしにしようってこと。」19:30 既読4
守康「会長はそれで大丈夫?」19:31 既読4
秋「私は大丈夫!」19:31 既読4
高宮「じゃあまた来週ね~!」19:31 既読4
秋「じゃあ明日は中等部行くか~」
そして次の日の朝、高等部にて…
陵「秋!おはよう!」
秋「陵。おはよう。」
陵「秋?なんか元気ないか?」
秋「いや気のせいだよ。気にしないで。」
陵「悩み事か?それなら俺がどんと聞いてやるよ!」
秋「そうか…?じゃあ少しだけ…」
陵「ちゃんと話してくれよな!」
秋「分かってるよ…昨日中等部に行ったでしょ?」
陵「たしかにお前も板切ったりしてたな。」
秋「その時に橘さんが俺と話す時だけなんか言葉が詰まっている感じがしてさ。俺のことが怖いのかなって。」
陵[これは…汐音ちゃんが秋のこと好きだから恥ずかしいんじゃないか?]
陵「そうか…でも生徒会長が相手だから緊張しているだけかもしれないぞ?」
秋「そういうことなのかな…しかもテストの点数を聞かれて結構差があったからさ…ちょっと気まずそうにしていて…どうしようかなって。」
陵「大丈夫だって!きっと緊張して言葉詰まっているだけだから!」
秋「ごめんな。こんな話して。」
陵「大丈夫だって!いつでも頼れよ!会長!」
秋「やっぱりその言われ方プレッシャーあるんだよな~」
陵「仕方ないだろ~!会長なんだから。」
まだ「会長」という単語にプレッシャーを感じる秋であった…




