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仁義なきお好み焼き戦争

作者:369
「すべての都道府県はソウルフードを冠すこととする」



20XX年、時の総理大臣はそう言った。

特色を覚えてもらうために制定された、都道府県ソウルフード冠法案である。



制定するソウルフードのかぶりは「キャラかぶりご法度」の考え方から原則禁止となり、各都道府県は冠するソウルフードの選定に奔走することとなる。

ソウルフード冠法案制定前からうどん県を名乗っていた香川県は、既成事実をもって福岡県や埼玉県をねじふせ、名実ともにうどん県となった。

平和的に決まった県にはりんご県の青森県があり、法案可決翌日にはりんご県を名乗り、りんご製品の売上をあげた。

勿論、平和的に決まったところだけではない。

栃木県は餃子県なのか。
ひよこ県はどこかなのか。
おんせん県を許して良いのか。
芋煮県はどこが名乗るべきか。
茨城県は県全体が納豆県なのか。

そして、ソウルフード冠法案最大の抗争は広島県と大阪府で勃発することとなる。


「広島県は既にソウルフードの名前がついてますがな」

「大阪さん、あんたが作っとるんは混ぜ焼きじゃけぇのう」


お好み焼きをソウルフードにもつ大阪府と広島県である。
20XX年、ソウルフードを巡る仁義なき戦いが今始まる。
アイデンティティとブランディングの間で
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