表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

その0

中学生くらいのときだろうか、私は人ってほぼ毎日死んでいるんだなぁと思ったことがある。それは授業やら受験やらで新聞を読みなさいなんて言われるものだから、テレビ欄とスポーツ欄を見て最後に四コマ漫画を読むようなった新聞でのこと。


不思議なもので新聞なんで面白くもないと思っていた中学生の私もなんとなくめくっていれば気になる記事のひとつやふたつはあるものです。

今となっては何一つとして覚えておりませんが、大抵は四コマ漫画のあるページに誰かのお葬式のお知らせなんてものが毎日あるもんですから、人間ってのはどこかで誰かが死ぬなんてことは当たり前なんだなぁと思っていました。


そんなことを漠然と気付いた私はやっぱりちょっと格好いいなんてことを思う、そんな中二病を当然のように患っていた私も今では30歳を越えてもなお実家にてぬくぬくしつつ、医療現場の片隅で毎日、


「働くのってしんどいなぁー」


と思いながら、そこそこ勤勉に労働に勤しんでいます。


しかし、この度、よく分からないウイルスが世界中で暴れまわっており、当然ながら職場は混乱しております。ただ、やるべきことをやるというのも医療職の務めでしょうし、それなりに望み、遣り甲斐や責任感のようなものとお給料があるので続けていられるのはそこそこに幸福なのではとすこしだけ思っています。


目の前で苦しんでいれば自己の知識と技術によって、少しでも楽になってもらいたいと思える方がいます。

その為に、気が向いたときには勉強しておりますし、そりゃあ感謝されれば素直に嬉しいとも思いますよ。

ムカつくことも多いですけど...。


ただね、こうも毎日毎日ね、テレビから


「感染者がー」とか「過去最大を更新ー」とか


まぁ、よくもこんなにも話すことがあるなぁと感心するくらい騒がしいですね。もちろん、危機感は感じていますしそれにともなって疲弊もしています。しかも、間違いなく最前線の方たちは必死で仕事をしていらっしゃるでしょう。

微力ではあるが、少しでも貢献したいなぁとか思ってはおりますが何せ医療人として実力もコネも立場もない私は粛々と日々を過ごしております。せめて誰からも貰わないように、そしてそれを誰にも渡さないように。


なんてことを考えながらもどこかでどなたかが大変な想いと悲しい想いをしていることでしょう。

これはもう、私が中学生の時に新聞で毎日人が亡くなっているのだ、なんていう気付きで終わらせられないのだと思います。


学生ならある日突然隣の席の子にもう二度と会えなくなる悲しみです。その子がちょっと気になるあの人だったらなんて考えたくもない。

社会人になって、毎日電車で通勤しているとき、いつもいるあのひとを見かけなくなったなぁとか、なんだか車内の人数が減っていたり、空いた席を譲り合った見知らぬ誰かにもう二度と会えなくなるんです。

きっとどこかの誰かが居なくなるなんて気付かないのかもしれません。でも、確かに居なくなるのです。


私はそんなの嫌だなぁと思います。


もちろん、経済的にどうかとか一方的に語ることなんて出来やしないのですが、それでも嫌だとしか私には言えないです。


何か奇跡が起きて明日の朝にはよくわかんないけどウイルスに効く薬ができていて、きれいさっぱりなくなればいいのになんて夢物語は物語のなかでしか起きないことを改めて実感してます。


明日の自分の為に物語があるといいなぁと思います。それが誰かの為になれば良いなぁとも思います。


拙い文章を拙いながらも時間をかけて書こうという始まりにしようと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ