プロローグ
初投稿です。不定期更新です。飽き性です。語彙力なしです。
以上のことが許容される素晴らしい方のみ読んでみてください。
よろしくお願いします。
ピッピッピッと横にある自分へと繋がっている心電計を見る。そこには、不規則に乱れてノイズのようになっている様子が見られる。その反応も時間がたつにつれて、反応が小さくなっていく。もうすぐ自分の命が終ろうとしている。
癌だった。胃だったかな最初にでたのは。見つけた経緯は簡単、健康診断でちょっと詳しく見てもらったから見っけられた。これ聞いたときはすんごく取り乱しちゃったよ。だってこれ聞いた時俺、21だよ?そりゃあもう焦った。けど医者が癌はそんなすぐ死ぬわけじゃないって、早い段階で見つけられたし大丈夫って言ってくれた。でも一番支えになったのは母さんかな。癌って言われて最初に報告したのが母さんで、母さんも俺と似たような慌て方してたからちょっと笑っちゃった。でも話すうちにそんぐらいなら大丈夫やんかって言われた。そう母さんも俺が生まれる前に癌になってたことあったみたい。で、治療して今はもう完治したんだって。やから大丈夫やって、母さんの力強い言葉に勝手に涙が出た。本当はすごく不安だったんだ。
その後勤めていた会社に報告したのち、休職願を出した。出世街道から外れたけど、この二年間の働きで評価は良い。その後に皆集まっての飲み会に、早く戻って来いよって同僚や、上司に言われてそこでも泣いた。泣き上戸なだけだし・・・
そこから癌との闘いが始まった。といっても抗がん剤飲んで笑顔でいることぐらいしかしてない気がする。けど抗がん剤の副作用で髪抜けるわ。気持ち悪くて嘔吐するわ散々だった。家族がいなかったらこの苦しさはさらに重いものになってたかも。
母子家庭で育った俺は、母さんが母親で父親だった。子供の頃は朝から夜までいなくて寂しかった思いがある。でも姉貴がいたし、そこまで寂しいと思ったことはないかな。うん、ないったらない。母さんがいないときは姉貴が母親の代わりだった。炊事洗濯は中学になった姉貴がほぼやってた。俺もちょっとは手伝ってた。
そして俺が高校にあがって暫くしたら、姉貴が彼氏(今の夫なんだけど)を連れてきた。といっても彼は俺達の隣の家のお兄さんなんだけどな。ちょくちょく交流があって、姉貴が惚れてるっていうのも昔から知ってた。母さんも知ってたから彼氏って紹介された時は、よくゲットしたって大はしゃぎだった。姉貴もらしくなく恥ずかしそうにしてたな。俺と彼氏はどっちが告ったの?彼女から。ああやっぱり?押しに弱そうだもん。あっははは・・・みたいなやり取りしてた。それで姉貴が卒業して1年経ったぐらいに結婚したね。母さんは涙ちょちょぎれるわーとか言ってた。姉貴も幸せそうにしてたし俺の義兄となった彼は照れていたな。俺は新しい家族が増えてすごく嬉しかった。その後姉貴と義兄の間に、双子が生まれた。家族が増えて俺はさらに嬉しくなったな。それがまた可愛くて仕方なかったんだよねぇ。その時は俺も短期大学にいって進路とか探してたなぁ。そんでそこから卒業して会社に就職して、2年間働いて今に至るわけよ。
んで最初の癌治療してる間こういうのもなんだけど暇なんだよね。まあそこは本読んだりゲームしたり、家族と過ごしたり、時々同僚とあったり、幸せだった。んで、しばらくの闘病生活、癌細胞がなくなり、退院した。そのあと家族で盛大に祝ったな。その瞬間が一番幸せだったかなぁ。再発防止の諸々をしながら、職場に復帰した。復帰した時には、いた人がいなくなってたり、新しい人が増えてたりと同僚に聞いてたけど、時間が経ったんだなってちょっと寂しかった。でもまだこれからって思って無理しない程度に頑張って、癌になる前の日常を取り戻していった。
・・・2年後癌がまた見つかった。息苦しい感じがして病院へ行ったんだ。そしたら今度は肺に転移してるんだってさ。しかも進行がちょっと早いのか知らないけど、これなら手術したほうがいいんだって言われた・・・また闘病生活の始まり。休職願とか、母さんたちに報告とか色々考えただけで胸が締め付けられる気持ちがあった。そうして・・・そうして、1年半経ったぐらいで、余命宣告された。その時は隣に母さんがいて一緒に聞いてた。
・・・その後俺は抗がん剤を止めて。最後は母さんの家で過ごした。母さんの家の近くにはでっかい病院があったからそっちに通うようにした。けどすぐ入院しちゃったな。ベッドからもう二度と出られず、機械やらチューブやら繋がって本当にこれ生きてるのって考えたりした。母さんや姉貴、義兄さんも双子の姉妹もよく見舞いに来てくれた。嬉しかったけど・・・それ以上に・・・悲しかった。
「う・・・ぐす・・・うう・・・」
「ああー!!ひっ・・・ああーーー!!」
母さん・・・そんな大きな声で泣いたらほかの病室の人に迷惑だよ。姉貴の泣いてる所・・・久々に見たな。その前に見たのは、双子が生まれて初めて抱いた時だっけ・・・義兄さん、姉貴をちゃんと慰めてあげて・・・ははっ双子たちはきょとんとしてら。やっぱ分かってないんだろうなぁまだ。
なんか今までのこと思い出してた感じがしたなぁ。走馬灯っていうのだよな、覚えてなかった事だったりも思い出せるんだな。ちゃんと・・・記憶してくれてたんだな・・・あれ?俺初恋してなくね?ああ~母さんに悪いことしたな。俺も彼女・・・紹介できたらよかったけど。奥手でごめん。
ごめん。ごめん。ごめん・・・ごめん・・・母さん・・・先に逝く親不孝な息子で・・・ごめん・・・死にたくない・・・母さんたちを置いて死にたく・・・なんか、ないのに・・・
もうちょっとで自分が死ぬのが分かる。苦しくて息ができなくて・・・絶望が全身を覆ってるのか少しも動けない。ただ涙が出るだけ。涙が出せるだけ・・・
そして、とある青年人生がここで幕を閉じた。
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文明lv検索・・・
種族検索・・・
宇宙銀河惑星検索・・・
出生検索・・・
完了。
プログラム開s-----------error
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error
error
クラッキングerrorの可能性、皆無。転生機構errorerrorシステムの異常発生。メンttttttttttt
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コンノリセットナシ。ホウソクヘノカイニュウ。シュゾクヘンカ。タイナイチジョウショウ。ランダムテンセイ。
カイシ。
カイシ。
カイシ。
カイシ。
カイシ。
カイシ。
カイシ。
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カイシ。
カイシ。
カイシ。
カイシ。
カイシ。
カイシ。
カイシ。
カイシ。
カイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーshutdown
再起動開始・・・|
「・・・まずい、やってしまった・・・」
「証拠隠滅しなきゃ・・・」「無理ですよ♪」「」