迷惑乗車~通勤電車にて~(200文字小説)
通勤電車の中、脇腹に衝撃。そばの女性が大きなバッグを肩から下げて小脇に抱えている。そのバッグが僕の脇腹にめり込んだのだ。
「そのバッグ、下に下げてもらえませんか?」
無視された。
彼女は両手でスマホを持ち、ゲームに夢中だった。
電車が次の駅に到着した。
「えっ! なに?」
彼女が何かに引きずられるように電車の外へ。
電車から降りる人波が彼女のバッグを巻き込んだのだ。
閉まったドアの向こう側で彼女の遠吠えが聞こえた。
通勤電車の中、脇腹に衝撃。そばの女性が大きなバッグを肩から下げて小脇に抱えている。そのバッグが僕の脇腹にめり込んだのだ。
「そのバッグ、下に下げてもらえませんか?」
無視された。
彼女は両手でスマホを持ち、ゲームに夢中だった。
電車が次の駅に到着した。
「えっ! なに?」
彼女が何かに引きずられるように電車の外へ。
電車から降りる人波が彼女のバッグを巻き込んだのだ。
閉まったドアの向こう側で彼女の遠吠えが聞こえた。
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