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プロローグ ひとりぼっちのあくま
悪魔がいた。
力も弱く、気も弱い。
そのせいで仲間からは邪険にされ、いつもひとりぼっちだった。
そんな時、弱い悪魔は怪我を負ってしまった。
衰弱し切った悪魔は、自分はここで死ぬんだな、と他人事の様に思った。
そんな時、とある人間が悪魔を助けた。
人間は言った、友達になろう、と。
悪魔は嬉しかった。
初めてのトモダチだったから、失いたくなかった。
きっとこの人間は、自分が悪魔だとわかったら、自分から離れていく。
だから、ずっと隠そうと決めた。
だが、駄目だった。
人間は言った。
化け物、お前なんか、助けなければよかった




