第九章「城下町にて」
精霊との契約が終わり街に戻ると
街の広場で人だかりが出来ていた
街の広場に行ってみると
広場の映像で剣士と魔法使いが戦っていた
どうやら決闘をしているようだ
優勝すると賞金100万メセタらしい
「ふーんおもしろそうだな賞金稼ぎとLV上げがてら参加してみようかな」
悠斗が端末を操作するとエントリー受理された
「おにいさん決闘に参加の方ですか?会場はこちらです」
受付の魔法使いのお姉さんが話しかけてきて闘技場のワープ装置を展開させた
闘技場に出ると
剣士がそこにいた
剣士「お前が俺の相手か…?」
見知った顔に俺は驚愕を隠せなかった
悠斗「智樹じゃないか・・・!?」
クラスメイトの偶然の再開
智樹「悪いな・・・悠斗俺もお金掛かっているんだ事情があって負けれない」
悠斗「なんでだってお前がこんなところに・・・」
智樹「剣を構えろ一騎打ちだ」
悠斗「終わったら話をしよう」
剣を構えると智樹が斬りかかってきた
剣を剣で受け止めると剣から魔力が放出された
咄嗟に距離を離し続けて炎の魔法を放った
「ファイアーボール!」
魔法を放ったが剣で軽く弾かれた
「そんなちゃちな魔法で俺を倒せると思ったか?悠斗」
「イラプション!!」
瞬時に上位魔法を発動されそれを何とか防御魔法で相殺する
「ぐっ・・・LVが違いすぎる」
「お前が努力が怠ってきたからだ悠斗俺たちは同時刻にゲームをスタートした
なのにこのLV差はなんだ?」
智樹の言う通りだった
「俺はずっと努力してきたさ・・・」
そう返すと
「お前はそう思っていても俺はお前の二倍は努力している
学校の成績だってお前より上だ」
「俺が劣っているっていうのか・・・!?智樹!!」
「お前は平和ボケしていて競争なんて興味なんてなかっただろだが、俺は心の中で競争していた誰より
も上であり続けないといけなかったんだ」
「誰よりも劣っているのは分かっているだろ智樹
俺は努力でそれをカバーしてきたんだそれを否定するなら俺はお前を倒す」
「ならば俺に勝って見せろ」
「遠慮はしない・・・」
悠斗は双剣の持ち替え聖剣の力で身体に魔力を注いだ
――その刹那瞬間移動し斬りかかった
―見切った!!
片手剣を受け止めていた
「甘いな、道具に頼ってばっかりだ修行が足りん」
隙を見て魔力の籠った片腕で懐に殴り込みをいれてきた
俺は呆気なく吹き飛ばされてしまった
「クソ・・・聖剣の力でもダメなのか・・・」
「魂で斬りかかってこい」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
悠斗が雄たけびを上げると聖剣が輝いた
「いける!!!!エターナルソード!!!!」
次元を切り裂いた剣の切っ先が彼を襲う
「ぐわあああああ」
さすがに受け止められなくなって吹き飛ばされてしまった
智樹のHPのゲージは0になり悠斗の勝利となった
「やればできるじゃないか悠斗」
「智樹も強かったよ」
すると観客席から妹がかけよってきた
「お兄ちゃん!二回戦進出おめでとう!」
「じゃ、また宿屋で会おう!智樹」
俺は闘技場を後にした