操縦方法
その後、優とメイア、ヴィナの3人はツツームのアジトを出た。
レイシスの件について聞きたい事はあったが、今は王都で行われる勇者召喚に参加する事が優先と判断し、後日話を聞くと言うことになり、王都へ向かう事にした。
「優殿。この度はありがとうございました。この礼は」
「構いませんよ。自分はレイシスさんから受けた恩を返そうとしただけですから。」
その言葉に、ヴィナは首を傾げる。
「すまない、説明が遅れた。ヴィナ、君は王都に向かっていたから、耳に入っていないだろうが、2日前に、母様の魔力に酷似した魔力を探知機が見つけた。その魔力の持ち主が、この優だ。」
「酷似、ですか? 確かに、同じ魔力を持つ者は、『試練』以外で存在しませんが、酷似ならメイアも同じではありませんか?」
「いや、私のように親子の関係なら確かにそうなるが、探知機の測定結果は、『99%同一と認める』との回答だ。」
ヴィナはその言葉に絶句する。
探知機の測定結果は、実は毎回変化する。
同じ人物を測定しても、必ず100%になる事は無い。
人の容姿が変わるように、魔力もまた変化している。
もっとも、変化とはいえ、本人の魔力が全く別のモノに変わる事はない。
その為、同じ人物を測定すれば、99%同一と認めると探知機は判断するのだ。
ちなみに、親子であるメイアは、87%同一と判断される。
「詳しい事は勇者召喚が終わってから説明します。それより、どうやって王都へ向かうのですか?」
「それは。」
その問いにメイアは困り果てていた。
勇者召喚まであと2日しかない。
ここは王都まで馬を走らせて1日もかかるのだ。
近くの村まで歩けば5日はかかるだろう。
いくら急いでも、勇者召喚まで間に合わない。
そんな中、優から一つ質問が出た。
「メイアさん。トライクの操縦方法をおぼえませんか?」
馬の速度は時速50km
人の速度を時速4kmで計算しています。
その為、移動に時間がかかります。




