すまねぇ
本日3話目です。
各話が短いです。
この話作成に伴い、サブタイトル:アジトの編集を行いました。
再びメイアを見る。
だが、決して眼を合わせようとしない。
まるで、この事に関わりたくないと言っているようだ。
ヴィナを見る。
眼が合ったが、逸らされた。
仕方がない。
「ツツームさん。いくつか伝える前に、どうしても訂正しなければいけない事があります。」
「何だ?」
「レイシスさんは、女性ですよ。」
「は?」
今度はツツームが口を開けて驚いている。
少しすると、メイアと同じ様に頭を押さえ、一瞬身体を震われて、こちらに手を出す。
「ちょっと、待っててくれ。」
そう言うと、振り返って仲間の元へ歩いていく。
仲間達も驚いており、中には奇声を発して悶え出す者まで現れた。
彼らの気持ちは解る。
俺もあの人が酔っ払って風呂に入ってこなければ、男だと思っていた。
「すまなかったな。話の続きをしよう。」
持ち直したのか、話が出来る状態に戻ったツツームが声をかける。
「その前に確認したい。そっちの嬢ちゃんは、あに、いや、姉御の娘か?」
「不本意ながら。」
どうやらメイアの中でレイシスさんの株は急降下しているようだ。
「そうか。だから似ているのか。」
納得したのか、それでいて、申し訳無さそうな表情を作る。
「すまねぇ。俺達のせいで、嬢ちゃんが姉御と会えなくなっちまった。」




