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やっぱり

本日2話目です。

「その問いに答えて、アンタは信じるのか?」

「信じる信じないは別です。俺はただ、真実が知りたい。それが自分にとって毒であろうと、知らずにいるよりマシですからね。」

「確かに。だが、これは毒ではない。猛毒だ。それを知ってもまだ、飲む込むつもりか?」

「毒を持って毒を征すだけです。」

「わかった。俺達はある人物から、正確には使いと名乗る男から、その嬢ちゃんが乗る馬車を襲い、中の人物を殺せという依頼を受けた。」

「な!」

「え!?」

「なぜヴィナさんを殺さなかったのですか?」

 驚くメイアとヴィナを無視して、ツツームに問いかける。

「依頼は、青い髪の男を殺せという内容だ。それに、もしその嬢ちゃんに傷を着けようものなら、兄貴に殺されちまう。それなりに実力はあるつもりだが、蒼の二つ名を持つ兄貴を怒らせるような事はしねぇ。」

 ツツームのその言葉を聞いて、反射的にメイアを見てしまった。

 ぽかんと口を開け、少しすると頭を押さえ出す。

「母さん。」

 メイアの口から恨めしそうに言葉が聞こえたが、気のせいだろう。

 ヴィナはどう反応していいのか分からず、苦笑いをしている。

「えっと、ツツームさん。」

「な、何だ?」

 いきなり変わった口調に驚いたツツームは、先程以上に警戒して問いかけてくる。

「確認ですが、蒼の二つ名とは、レイシスさんの事で間違いありませんか?」

 外れていて欲しいと願いながら、そう問いかける事しか出来なかったが、その願いは打ち砕かれた。

「兄貴を知っているのか!?」

 子供のように眼を輝かせながら問いかけるツツームを見て、こう思わざるをえなかった。

 レイシスさん。やっぱり残念だよ。

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