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ランク決め (異端)
「すいません、意味が分からないのですが。」
いきなり何者かと問われても、答えようがない。
「先日、膨大な魔力を持つ者が現れたことを『聖教』の神殿が確認しました。そして、その魔力を解析した結果、魔族の中でも友好であり、半年前に行方がわからなくなった、蒼のレイシスに酷似している事がわかりました。そして、その魔力の持ち主が貴方だということです。理解していただけましたか?」
「魔力に個人差があることはわかりましたが、俺はレイシスさんとは別人ですよ。」
「はい。魔力は酷似していますが、同一ではありません。しかし、だからこそ問題なのです。『聖教』は、貴方が持つ魔力を魔族のモノと判断しました。人が魔族の魔力を持つことなど、今まで確認されていません。人でありながら魔族の魔力を持つなど、異端以外何でもありません。今一度問います。貴方は何者ですか?」




