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ランク決め (出発)

 やってしまった。

 ギルドの男達がバカにされ、我慢できなくなってしまい、つい足が出てしまった。

 確かに、ダダイの若さであの程度の殺気が出せれば十分だろう。

 だが、俺からしてみれば、その程度だ。

 『あの人』に比べれば、天と地程差がある。

「すいませんが、コレの処理をお願いします。」

 俺はそう言って、ギルドから逃げるように飛び出し、宿の裏に止めてあったトライクに乗り、北を目指した。

「はぁ、目立つ真似をしてしまった。」

 その声は誰にも聞こえる事なく、風にとけて消えた。

 トライクの燃料の件は、すでに解決している。

 ハンドルを握る手から、トライクに魔力を流すのだ。

 そうする事で、魔力がトライクに干渉して、燃料の代わりになる。

 その為、魔力が尽きない限りガス欠を起こす心配はない。

 俺は頭を冷やす為、100km以上の速度で平原を走った。

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