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破壊の女神

登場人物

・小笠原 卓也:本編主人公、炎術を少し使う

・桔梗:巫女、女神を内封している

・サーガ:桔梗の中に内封されていた破壊の女神

・黒麒麟:王老師配下の四霊

「小娘め、面倒事で私を呼び出しおって」

すっくと立った少女は別人だった。

褐色の肌に赤い髪、表情は威厳に満ちている。

「我が名はサーガ、アースガルドの破壊の女神だ」

「貴様も、人ではないな。この償いはしてもらうぞ」

サーガは相手の男を睨みつける。

卓也はサーガの後ろで全く状況が飲み込めずにいた。


「まさか、覚醒してしまうとは。

 我は四霊の黒麒麟、お初にお目にかかります。

 我が主人王老師があなた様を特別に招待したいと申しておりまして、

 どうかこのままご足労願えませんか?」

「人間風情がこの私をどうにか出来ると思うたか」

「このままあなたを穏便にお連れする事はできないようですね。

 少々痛い目をみてもらいますかな」

男は部下の男達にに指示する。

「この女に手加減は無用だ。銃の使用を許可する」

男達はサーガに向けて発砲、だが玉は彼女に到達する前に全て地に落ちた。

「怯むな!」

男達はもう一度狙いを定める。

いつのまにかサーガの手には黒いムチが握られている。

サーガのムチの一振りで次々に男達は倒される。

ギリギリのところで攻撃をかわした黒麒麟をムチは執拗に追いつめる。

サーガの力を込めた一撃で正面のビルが倒壊した。

「これほどの力とは。どうやらあなたの力を見誤っていたようだ。

 今回は退散させて頂きます」

黒麒麟はそう言うと、闇に向かって消えた。

「逃げたか。次に会ったら奴は殺す」


サーガは卓也の側に来た。

「驚かせて悪かったな。

 お前がこの娘を守ろうとした気持ちは嬉しかったぞ。

 お前に頼みが有る。この娘をどうか守ってやって欲しい」

そう言うと、黒い風がサーガを包んだと思った瞬間、彼女は元の姿に戻っていた。

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