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をぐらのさうし 巻之弐十六  作者: 小椋夏己
2026年  1月
8/24

台所知恵袋

 年末のテレビではお掃除特集とかをよくやってます。大掃除はこうすればいいとか、これでどこどこの頑固な汚れが取れるとかそういうのです。


 今はお掃除というものを全くやっていないので、ほぼ役に立つことはないわけですが、テレビだけではなくネットでもどこでもよくある特集なので「知識だけ」は有り余るほど持っています。大抵の場合「見たことあるわー」で終わってしまうわけですが。


 大掃除の時だけではなく、普段の生活でも役に立つ知恵も多いんですが、なんにしても知ってるだけではだめだし、道具だけあってもだめです、使う人が動かないと。ということで、動かない私にはやはり「知識だけ」が増えていくという悲しいこの現実はどうよ!


 ただ、その知恵というかアドバイスの中でも、


「これには異議あり」


 と思うことがちょこちょことあります。


 一番思うのが、


「台所の用事が終わったら流し台をきれいに洗い上げ、水滴を全部拭き取っておきましょう。そうしないと水垢のあとが残ってしまいますよ。きれいにしておくと翌朝使い始める時にもとても気持ちがいいものです」


 です。


 理屈は分かります。そうして展示している流し台みたいにピカピカにしておくと次に使う時は確かに気持ちがいいでしょうし、いつまでもきれいかも知れません。時々「うちの家ではこうしています」という声も聞きますが、その最後に洗い上げて拭き上げたあとの手や道具はどこで洗うんでしょう?


「それは洗面所に持って行って洗えばいい」


 確かにその通りなんですが、じゃあその後にお茶が飲みたいなとかになった時、そのコップはどうするんだろう。


「もう一度きれいにしておけばいいじゃない」


 いや、めんどくさいだろ、それ。


 ということで言ってることは分かるけど、私にはそれはできないです。洗い流すのはしても拭き上げるのはちょっと無理。


 それからこれは掃除じゃなく調理になりますが、ずっと前にもう亡くなったある有名女優さんが、


「うちの夫は料理がとても上手なんです。作るだけではなく後片付けも上手で、料理ができあがった時には使ったお鍋やフライパンなどの調理器具をすぐに洗い終わっています」


 と言っていた時にも、私には無理だと思いました。


「熱い物は熱いうちに、冷たい物は冷たいうちにできたてを食べたい、食べてもらいたい」


 これ、サングラスで有名なウキウキウォッチングな司会者さんが言ってたんですが、おっしゃる通りだと思いました。


 私も料理ができたらすぐにも食べたい、食べてもらいたい方です。なので完成する前には「もうできるよ」と声をかけて、食べる方にも準備しておいてほしいぐらい。


 食べ終わったらすぐに食器を洗いたい方なので、それならば分かります、終わったら汚れが落ちにくい物は水やお湯につけておいて、すぐに洗いましょうならば。でもね、例えば揚げ物したあとで、できた料理を置いておいて揚げるのに使ったお鍋やらフライパンやらをきれいにしてから食べてたら、冷めるじゃない。炒め物ができてお皿に移したあとにフライパン洗ってても冷める、煮物作って残ってる時はまあいいとして、お鍋洗ってからだと冷める。冷たく冷やしたそうめんとかは、冷やしてる間に洗い物するのも分からないではないですが、料理によっては冷やしたのを各自に分けて盛り付けてから、入れてあった容器とかを洗ってたら温度が上がるじゃないか。


 ということで、中には受け入れにくいものもあるなということだけなんですが、なんとなく思い出したので書いてみました。


 上記の女優さんの場合は、ご自分は料理をやられないということだったので、旦那さんが洗える物は洗っておくというのをそう受け止めた可能性もありますが、やっぱりできたてが一番のごちそうだと思うので、食べる方も出してもらったらすぐに食べる姿勢を整えてくれたらベストかなと思います。

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