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をぐらのさうし 巻之弐十六  作者: 小椋夏己
2026年  2月

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おもちゃ屋さんで泣いたこと

 漫画なんかの中で道端に子どもが寝っ転がって、


「うわ~ん、おもちゃ買って~買って買って~」


 と泣いてるのを見かけることがあります。実際の生活の中でも見たことはある気がしますが、そんなにしょっちゅう見るわけでもないかな。これまでの人生で何回か見たぐらいかも。


 前回のあまり自分がかわいげのない子どもだった話から思い出したんですが、うちは私も妹もそういうことはない子だったようです。


 母が、


「うちの子はそういうのやったことないわ」


 と言ってるのも聞きましたし、妹も、


「私らはそういうのやらんかったよね」


 と言っていて、やってなかった自覚があるようです。それに何より私自身もやった記憶がありません。


 そういや子どもの頃、おもちゃ屋さんに限らず、そのへんで寝っ転がって泣いてる子を見たら、


「なんであんなことするんやろ」


 と、これもまた冷めた目で見ていた記憶もあります。やっぱりどこまでもかわいげないな、私。


 そんな私ですが、おもちゃ屋さんで泣いたことはあるんです。これまでのことを聞いたらびっくりするかも知れませんが、自分でも泣いたことを覚えてますので、そのことを。


 それは幼稚園に入る前だったと思いますが、母の兄の奥さんに宝塚に連れて行ってもらいました。歌劇じゃなくて何か子供向けミュージカルでした。その時に万博エッセイに書いた万博を楽しみにしているいとこと一緒だったんですが、妹はいなかったかな、そのいとこと二人だったと記憶しています。


 その帰りに多分阪急百貨店に連れて行ってもらったんですが、そこになぜか、


「しゃれこうべ」


 の形をしたおもちゃがあったんです。そのしゃれこうべがもう怖くて怖くて、伯母さんに連れて行ってもらってるのに、周囲はばかることなく大泣きしました。


 それからもう一回は神戸の元町商店街です。これも同じぐらいの年齢だったと思います。


 やはりおもちゃ屋さんの前を通りがかったら、


「笑い袋」


 が「ひゃ~はっはっはっ!」と大笑い。それを聞いた途端、爆発するように、その笑い声に負けないぐらいの大声で大泣きしたことを覚えています。その時は誰が一緒だったのかちょっと覚えていないんですが、母のすぐ上の伯母だったようにも思います。元町商店街はよく行く場所だったので、他の時の記憶と混ざっている可能性もありますが。


 その後もずっと「笑い袋」は私の恐怖の対象でした。ただ袋の中から笑い声が聞こえるだけ、単純なおもちゃなんですが、とにかく怖くて怖くて、かなり大きくなるまでおもちゃ屋さんに行ったら警戒していた記憶があります。


 後に「ちびまる子ちゃん」でまるちゃんが笑い袋で大笑いするシーンがあり、それを見ても一瞬昔の感覚でビクッとしたなあ。まるちゃんがバカバカしいと言って爆笑するおもちゃ、それがなんで私はあんなに怖かったのか、今でも謎です。ですがとにかく怖かった。


 後にも先にもおもちゃ屋さんで大泣きした記憶はその二つだけなんですが、それだけ記憶に残るほどに怖かったんだと思います。もしも他に何かあって泣いてたとしても、そのことは全く覚えていませんし。


 みなさんはそういう怖かったものってありますか? そして「おもちゃ買って」と泣いた記憶は?


 前回からの流れで思い出したので、ちょっと聞いてみたくなりました。

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