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をぐらのさうし 巻之弐十六  作者: 小椋夏己
2026年  1月
6/23

年賀状配達日と思わぬパレード

 前作の「をぐらのさうし 巻之弐十伍」で「2025年の年賀状事情」と「続・2025年の年賀状事情」の二回で年賀状の配達日のことを書きました。


 かいつまんで説明すると、年賀状って近年は三ヶ日毎日配達してたんですが、昔は2日は配達が休みでした。それを復活して2025年は2日に配達がない、カレンダーを見たら、


「元日は水曜日、2日は木曜日で3日は金曜日、その後の4日土曜日と5日日曜日はもちろん配達がないだろうから6日の月曜日まで年賀状が来ないんじゃないか」


 と書いたんですが、そういう曜日の並びだったからか、


「4日の土曜日も配達します」


 となっていたことが分かりました。ちゃんと変則で土曜日も配達してくれたんですよね。うちにはたまたま3日に来なかったのでてっきり6日まで配達なしかと勘違いしていたという話です。


 さて、今年は元日は木曜日、2日金曜日の配達がないとして3日は土曜日ですがちゃんと配達がありました。今年も曜日の並びで配達してくれたんですね。そしてこれを書いている4日日曜日は配達なしとなってます。きれいに1日、3日、5日と飛び石になっています。


 それを確認して3日土曜日、夕方にポストを見に行きました。うちのマンションは郵便の配達時間が遅いんですよ、大抵夕方です。年賀状はどうなってるか分かりませんが、3日と4日は引きこもることにしていたので余分に外に出たくない、それで5時頃に行くことにしていました。


「どうせ誰にも会わないしこれでいいな」


 と、かなり気を抜いた格好です。元はよそ行きだったけど今はよれよれになったので家用にしてあるなんと言えばいいんでしょうね、カットソーでもないんですが、まあ元はちゃんとした服を着て、その上にちゃんちゃんこ型のこれも室内用の上っ張り、下はトレーングウェアです。寝間着じゃないけどギリギリ外に出てセーフな服装。以前、これに準ずる格好でマンションに届け物に来てくれた妹とIちゃんに会いに出たらめっちゃ笑われました。


 階段をとんとんと降り、エントランスへの扉を開けて思わず固まりました。


「え、なんでこんなに人が……」


 ざっと見て10人ぐらいの人がいました。


 顔ぶれを見てみると、駐車場でよく見かけて挨拶する高齢の御夫婦と、二組ぐらいの夫婦とその子どもたち。それから他にも大人と子どもが何人かだったので、おそらく高齢ご夫婦のところに子どもさん夫婦とか甥姪などが新年の挨拶に来てたんでしょう。


「この間を通らないといけないのか……」


 そんなけったいな格好の私が仕方なくエントランスに足を踏み入れ、ポストの方に向かって歩き始めたら、十数人の人々がさっと左右に道を開けて真ん中を通してくれました。


「せめて、せめて片側に集まってくれればいいものを……」


 私はその中をまるでパレードをする人のように通り過ぎ、ポストから届いていた年賀状を取り出して、


「またあの中を通るのか……」


 同じように左右にどけてくれた人の間を通ってエレベーターへと向かうことになりました。


 新年早々赤っ恥! もうちょっときれいな格好で、せめて上着でも着て出ればよかった! なんでちゃんちゃんこ風の上っ張りにトレパンやねん!


 今にして思えば救いは年賀状があったことです。もしも昨年と同じく3日には1枚も届いてなかったら、私は何のためにそんな恥ずかしい体験をしなくてはいけなかったのか。


 多少の救いがあったことから、今年もきっと元気に生きていけると思います。

「2025年の年賀状事情」は以下から、


https://ncode.syosetu.com/n7443jx/12


「続・2025年の年賀状事情」は以下から飛ぶことができます。


https://ncode.syosetu.com/n7443jx/14

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