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をぐらのさうし 巻之弐十六  作者: 小椋夏己
2026年  3月

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明治時代のわくわく

 今の朝ドラの舞台が明治半ばの東京になってます。その前に栃木の時もあったんですが、メインは東京です。


 ヒロイン二人が日本初の「トレインドナース」、訓練された看護婦になるための勉強を始めました。そのヒロインのうちの一人が、今朝、


「看護婦になることを考えるとわくわくする」


 と言ったんです。

 

 それを聞いてなんとなく違和感を感じ、


「明治時代ってわくわくするって言葉があったんだろうか」


 と気になり調べてみたら、


「わくわくするは江戸時代から」


 らしいんです。


 なんとなく近年からの言葉のように思っていたのですごく意外でした。


 ただし、今とはちょっと違う意味で使われることもあったらしい。


 わくわくするというと、楽しい気持ち、期待する気持ちのイメージですが、江戸時代には、


「不安でわくわくする」


 といった感じでも使っていたらしいです。


 他には、


「悔しくてわくわくする」


 という感じでもあったらしく、どんな感情であっても心が激しく動くような時に使ったのかも知れません。


 江戸時代と書きましたが、太宰治の小説にも、女性が不安でわくわくするといった表現があるようで、昭和の初期にもまだそれで通じていたような感じです。


 もしも今、


「太郎は家族も住む家も仕事もなく、将来のことを考えるとわくわくする」


 なんて書いたら、


「なんでその状況でわくわくできるんだよ」


 と、つっこみが入ることでしょう。


 一体いつから今みたいに楽しいとか期待の時限定になったかはよく分かっていないみたいですが、少なくとも私が物心ついた頃には、楽しいだけの意味だったように思いますので、それほど昔ではないんじゃないかと思います。


 いつも普通に使っている言葉が、こんな風にごく最近まで違う使われ方をしてたんだと知ることができたことに、今とってもわくわくしています。

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