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をぐらのさうし 巻之弐十六  作者: 小椋夏己
2026年  2月

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古民家の定義とは

 とある記事を読んで「ん?」と思うことがありました。


 それはある方が仕事のために神戸に引っ越してきたという記事なんですが、古民家に住んでみたというタイトルにひかれて読み始めました。


 かなり広い一軒家だが家賃は安いその理由が古いということ。数十年前に建てられた家なのでそれはそうでしょう。何しろうちの実家よりもっと古い。不自由なところは管理会社に直してもらえたということで、古いという以外には筆者の方は満足されているようなので、それはよかったと思いました。


 ただ、その次の家賃が安いというもう一つの理由として上げていたのが、


「中心地より遠い」


 ということでしたので、てっきり神戸でも六甲山に近い山の上の方とか、もっと兵庫県中部の方とか、人があまり住んでいない地域なのかなと思って読んでいたら、


「最寄り駅やスーパーまで徒歩10分かかる」


 という記述に、


「へ?」


 となったというわけです。


 うちから最寄り駅、徒歩10分ではいけません。一番近いスーパーで10分ぐらいかな。うちの地域はなぜかスーパーやドラッグストア、コンビニが多くてかなり便利だと思っています。それでもそんな感じ。


「徒歩10分のところにスーパーや駅があるって、かなり便利じゃないの」


 そうは思ったんですが、それでもその駅がほとんど電車が来ないとか、スーパーと言っても雑貨店に近いスーパーとは名ばかりのお店ということもあります。なので黙って読み進めました。


 すると次はこんな記述が。


「中心地までは5キロ」

 

 えっと、それ、もしかしてめっちゃ便利な地区にない? うちから中心地なんて何キロあるんだ? もしもこの「中心地」が指す場所が三宮とかだったら、便利なんてもんじゃないぞそこ。


 筆者はその道がお気に入りで歩いて中心地まで行かれるそうですが、うちから中心地まで歩くなんて無理。もうちょい近い中心地だとしても、やっぱり電車や車でないと行けません。


 道の途中には銭湯や商店街のある下町、いや、それ全然いい場所だから。それで古くてもその家賃って破格でないの? しかもリフォームもちゃんとしてある。


 筆者の方は「坂道」がちょっとばかり苦であるかのように書いてらっしゃるが、神戸で坂のない場所なんぞないぞ。


 その方は今の住居に満足していて、いい環境だと書いてらっしゃいます。決して不満を連ねているわけではありませんでした。ただ、こういうところにもちょっと私は引っかかってしまった。


「便利になり過ぎた現代で不便な要素を楽しむのもいい」


 うーん、家が古い以外に何も不便な要素が見当たらない。その古いところもリフォームしてもらってるし。唯一頷けたのは「古いからか家が傾いている」とありましたが、うちの実家、あの震災で傾いたままですから。そこも古いというよりは震災の影響もあるかも知れない。どの地区か分からないけど、壊れずに今も残ってるというだけしっかりした建物だったんじゃないだろうか。


 なんか最初に私がイメージした「古民家」と、この方が住んでいる「古民家」はあまりにもイメージが違ったもので、「ん?」と思ったということです。確かに建って数十年だから新築ではないけど、単に「古い民家」と「古民家」ってちょっと違うような気がするなと思ったというだけの話です。


 しかし、この人ここに来る前はどこに住んでたんだろう。道が平らで徒歩5分以内に最寄駅やスーパーがある。その方が珍しいのではないかとも思いました。私なんて生まれてから平らなところで住んだことないです。このあたりは六甲山脈と瀬戸内海にはさまれたそういう土地ですから。

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