47/60
第46話
「……じゃあ申請書だけ出してもらってもいいか」
「わかったよ」
プーラにいうと、一瞬で申請書が、キーボードの上に舞い降りてきた。
ついでにいうとボールペンも一緒だ。
「……ほらよ、これでいいか」
申請書には、自分のIDや名前のほかにも、所属部隊名、最後に覚えている戦闘場所、もしもいるならばAIの名前も書くための欄があった。
そのすべてを埋めていくと、プーラにその紙を見せて、合っているかどうかを確認した。
「大丈夫だよ次はどうするこのまま支部に向かっていく?」
「そうだな、案内できるなら、地図を示してほしいんだが」
プーラに聞いたら、すぐに地図が目の前のモニターに表示される。
ここからだとだいたい50キロメートルぐらいしか離れていないようだ。
「サーピ、場所分かったか」
「はい大丈夫です」
サーピが返事をしてくれた。




