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第40話
データ閲覧室は、少し肌寒さを感じた。
サーバールームと考えれば、がんがんに冷房を駆け続けているのも理解はできる。
問題は、これが今も動いている理由だ。
「少し、寒く感じるな」
俺はプーラに言った。
「ここはたくさんのデータを保存している場所だよいろんな装置があるから涼しくして壊れにくくしているんだ」
そうなのか、とうっすらサーピの中から声が聞こえた気がした。
「それで、どうやって操作すればいいんだ」
モニターが8つくらいあって、キーボードが一つ。
一応どうやって操作すればいいのかを聞いておくことにした。




