【画像付】『ハルバードを腰に』考【腰ハル】
【画像付】『ハルバードを腰に』は いくらナーロッパでも……それは無理☆〜作者様に届けこの想い( ゜∀゜)o彡°【腰ハル】ptで成長するエッセイ【2500pt更新】から改題
つまらない感想を無視したり、削除するのは作者の権利だけどさ。どういうことなの?
言葉は正しく使って欲しいと思う。じゃないと、世界観ぶち壊しではありませんか?
架空の世界だからってでたらめじゃないでしょ。架空なら、なぜそうなったのかサラッと理解できる程度の背景説明がないとおかしくないですか。世界観が架空なのと、世界観がないのは違いますよね?
ふとん猫様、レビューありがとうございました。思わぬ反響に驚いております。
とある書籍化作家様の書籍化とは別作品を拝読しました。追放令嬢がいろいろあってざまあする展開です。とてもいいお話です。
幼馴染兼従者の孤児とヒロインが両片思いからのハッピーエンドとなるお話なのですが、その従者が修道院に潜むヒロインに会いに来るシーンでのお話。
『腰にはハルバード……』
ん? ハルバード。ハルバードと言えばルネッサンス期のドイツ傭兵『ランツクネヒト』さん御用達の近接長柄装備ですね。槍と斧とピックを兼ね備えた装備。
後代においては典礼用にデザインされて権威の象徴となったり、今でもバチカンではスイス衛兵が儀仗兵よろしく装備しているこれです。それを腰に……どんなイメージでしょうか。
ともかく、前後をよく読みました。何かオリジナルの設定があるのかもって。
例えば『デュランダル』と呼ばれる『魔剣』ですが、その出典は「ローランの歌」に出てくる武具の名前です。天使からシャルル王、王からローランに下賜された不滅の剣です。
とはいえ、この時代、未だ欧州では『鐙』が用いられておらず、サラセン軍がそれを用いて馬上で戦い猛威を振るったことから、カール=マルテルが「これからは騎兵が戦力になるよ!!」と言い、騎士の時代が始まるわけです。
それ以前の、ローランの歌の時代背景的には鐙無の騎兵の時代であり、戦士は槍と盾の時代であったようです。イメージはバイキング。
で、このデュランダルって『槍じゃね』とも言われていました。たぶんね。
サラセン軍を追い返したトゥール・ポワティエの戦いにおいて、フランク軍は丘の上に陣取り、駈け上って来るサラセン騎兵を重装歩兵のファランクスに近い陣形で打ち倒したと言われています。
フランク人は馬に乗るのが下手であったという記録もありますしね。
そんな話ならわかります。ローランの歌のお話において『デュランダルは魔剣です』って定義されていれば……OK、しゃあない。そういう設定なんでしょ!!と理解します。
どっかの国の練習機兼攻撃機が『ゴールデンイーグル』ってのも、元がファルコンの小型版なのに、おかしくね? って思ったりするけど、名前を付けるのは自由だから。
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でもさ、なにもなければ「ハルバード」は鉾槍なわけです。
方天戟を腰に差したり、蜻蛉切や日本号を腰に差すようなものです。差してもいいけどさ。
更に気になるのは、ざまあとなる結婚式でのシーンで、乱入する元婚約者とヒロインの親父を……王子様のようなすがたの、ヒロインが書いた小説の主人公の如き新郎が……
「帯剣」していた『ハルバード』で叩きのめすのです。それも、全水晶製の。
ん、水晶のナイフというのはあるよ。ある。剣も……短剣程度なら存在するかもしれない。
け・れ・ど 水晶のハルバードを結婚式で『帯剣』した王子様風新郎ってどういう『絵』なの?
そもそも、ハルバードやバルディッシュのような装備はヘッドが重いよね。儀礼用の細身の剣が1㎏くらいだとすると、ハルバードは3㎏くらいある。さらに「水晶」「柄は鉄と銀」と書いてある。80㎝程のメイスでも重く収納しづらいので、馬の鞍に吊るすように携帯し、軽く取り回しが良い「自衛用の装備」として剣を用いてました。
つまり、剣は現在の装備でいえば「拳銃」であり、使わずに済むなら使いたくない装備。また、持ち歩ていも貴族なら『可』とされるものです。(身分によっては拳銃同様携行許可証もありました)。
対するハルバードは、アサルトライフルかサブマシンガンに相当します。兵士の主要装備です。(サブマシンガンはSWATとか特殊戦部隊向けでしょうか)
ジェームズ・ボンドが装備しているのはワルサーPPKであってM16じゃないでしょ。
ねぇ、違和感って理解できる(・・?
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確かに、異世界恋愛だからOKかもしれない。
でもさ、何の説明もなく普通名詞を使うならちゃんと調べて書こうよ。書籍化作家なんだからさ。いや、勿論、投稿するなら下調べくらいWiki程度でいいからサラッとやろうよ誰でもさ。
ちなみに、感想で指摘したところ、即削除されました!!
そう、権利だけどね。でもさ、おかしくない?
異世界でサンドイッチが!! とかじゃないよ。ねぇ? 普通に剣って書けばいいだけじゃない。
ハルバードを腰に差した王子様……コメディにジャンル変更して欲しい☆ミ
【追伸】あ! ブロックもされました☆ 作者の権利ですもんね!
☆★☆★☆★★☆1000P到達記念☆★☆★☆211205★☆★☆★☆★
こんなの振り回して教会での結婚式の最中、乱入してきた元婚約者と親父を『成敗』って絵づらがヤバくね(・・? ローゼンリッターなん?
このような柄の短いハルバードでは長柄としての優位性も、複合ヘッドによる多彩な攻撃も効果がありません。頭の……使い勝手の悪そうな装備となりました。しかも、見た目が物騒なので、道行く人から通報され治安関係の職業の方に即逮捕されそうです。
少なくとも「都市」に入る場合、その土地の治安担当者がこのような武装に関しては許可しません。ケースに入れて目立たないように保管するように命ずるでしょう。軍隊が都市の外側で野営する描写がありますが、つまりはそういうことです。ローマはドイツ人傭兵に略奪され、ローマにおけるルネサンスは終焉を迎えました。武装した人間をそのまま都市に入れることは考えにくいのです。
農村は別、フィールド扱いだから。ナーロッパは知らんけど。
また、剣の良さというのは、手元の重心があるおかげで見た目以上に操作しやすく動きを変化させやすいとういことがあります。長柄の場合、それをリーチの長さで補完するのですが、これでは剣に全く歯が立たない気がします。
異世界チートがあれば問題なさそうですけどね☆ チートって『ズル』って意味だよね。なんで自慢げだし。
★☆後書から編入☆★本文並みになったので☆★
後書や本文を書き加えていたら、初回投稿の三倍になっておりました。三倍……
揚足とりってわけじゃないんですよ。話自体は面白かったし、正統派の展開だったと思います。
誤解があるかもしれないので改めてお伝えしますが、作者様を貶めるつもりで感想を挙げてはおりませんよ? ハルバードを腰にって……具体的な小道具に固有名詞をつける場合、その道具に意味を持たせる演出があると考えられるのではありませんか。CG全盛の映画の場合分かりませんが、それでも、登場人物の持つ装備には、キャラクター付けがなされていると考えるのが普通です。
もしかすると、何か自分の知らない設定や作者様の意図があるのかと思ったわけです。
残念ながら『無視・削除・ブロック』のコンボをいただいたので作者様の意図は不明なままです。ですが、もっとも重要な人物が持つ「ハルバード」にその意図が何もないと解釈するのは書籍化作家様に対して失礼だと思いますよ?
でもね、レイピアとかサーベルとかにして欲しかったですね。レイピアも長いので、腰に吊るすのはちょっと難儀だと思いますけど。もしくは「剣」「クリスタル・ソード」とかでよかったじゃないかと。
☆★☆★☆★★☆2000P到達記念☆★☆★☆211209★☆★☆★☆★
剣・斧・槍とハルバードの操法の違いについての考察。
―――『腰に吊れないハルバードはただのハルバードだ【むしろ最強】』
こんな図を用いて解説します。
上の図の赤い三角は。その装備の重心をイメージしています。
重心が手元に近いほど、小さな動きで大きく変化させることができる武具であると考えられます。しかしながら、小さな力で大きなものを動かすには、重心=支点が先端にあるものの方が有利です。
手元に重心があるものは防御向き、先端にあるものは攻撃向きと考えられます。
故に、剣は、小さな動きで牽制や防御を行う器用さを持つと同時に、相手にダメージを与えるには、重心の有無に左右されない『刺突』のような攻撃が有効となります。これは、打撃武器として考えた場合ですね。
斧・腰ハルは、先端に重心がありますので、その逆の特性を持ちます。一撃必殺!! ただし、器用さ俊敏さでは大いに劣ることになるのですね。イタイのは気にならないので攻撃力に全振りします。そんな感じですね☆
ハルバードの場合、重心はスピアよりヘッドが重い分中心より前に重心があります。しかしながら、二本の腕で持ち、柄の後端側を持つ腕を操作することで、剣に劣る操作性をフォローすることが可能となります。
また、スピアがヘッドを下げ相手の出足を挫く構えを取るようにハルバードも構え、振り下ろされるもしくは、突進する敵にスピアヘッドを向ける・武器を跳ね上げるといった攻撃からの反撃、カウンターを狙うことができます。
スピアの場合、左右に張り出しがないため、剣で摺り上げられて懐に飛び込まれる可能性がありますが、ハルバードの場合フックがあるのでそれもできません。梃子の力も使うことができ、また、杖術の解説動画にあるように、槍の刺突は間合いとタイミングを読みにくくさせる効果があるので、対人戦では有効な手段でしょうか。
斧にはない、柄の長さを生かした切り返しの素早さ、間合いの長さ、槍と斧の操法を組み合わせた多様な攻撃と、『普通のハルバード』は熟練の戦闘職が持つにふさわしい装備と言えるかもしれません。
剣に劣るのは、純粋な戦闘力ではなく、見た目の威圧感や携行性が悪いこと、重量があるため長時間の戦闘や逃走に不向きなところでしょうか。
【おすすめ動画】
海外の方が実際にハルバードを用いて操法を再現します。別動画では立合いもありますので、お好きな方は探していただければと思います。『腰ハル』では再現できない技の数々。
Learn the Art of Combat - Halberd Fighting Fundamentals
URL:https://www.youtube.com/watch?v=0_hEX6PRgW4&list=LL&index=323
ハルバードVSハルバード
URL:https://www.youtube.com/watch?v=wGNPoInu-Ds&list=LL&index=311
ご存じの方もおられると思います『非株式会社いつかやる』のシリーズの一つです。
1.2mほどの杖を用いた術ですが、長柄の武器の優位性を説明してくれる解説であると思います。長柄武器は、石突の側を先端と見立てた技も有効ですので。
剣の天敵⁉【杖術】変幻自在のその技に見惚れるしかなかったわ!【神影流杖術】
URL:https://www.youtube.com/watch?v=mn8Jmeosn_M&list=LL&index=485
そして、沢山の感想ありがとうございます。その中で、気づかされる内容がありましたのでご紹介したいと思います。
本文には『……水晶の……槍と鎌と斧を合体させたような形状の……』とあるのですが、これが完全架空の『ハルバード』という名前のまったく別の存在であるという視点です。なるほど、可能性はゼロではありません。名前が同じで別のものというのはあり得ますね。
しかしながら、上記の特徴と名前の設定からすると、歴史的に『ハルバード』と呼ばれる中世の長柄武器とよく似たものではないかと思われます。
また、武器の呼称に何らかの意味を持たせるという当然の理由から察するに、作者様は現実のハルバードと異なるものに同じ名前をあえて付ける理由が何かある可能性も、天文学的確率でありえます。しかしながら、そのような説明はまともな司法制度のある国では通用しない考え方ではないかと思われます。
現実の武器とたまたま同じ名前を付けたけど、全然違いますぅー 架空のお話だからOKなんですぅーなんて誰が納得すんだよ!!
分かりやすく言うなら、現実世界のハルバードと類似なものだからハルバードって名付けたんだろ? です。必然性とか文脈考えろよ。なんで似てもいない何かに、わざわざ既にある物の名前つけるの?! ハルバードの意味はドイツ語の棒+斧らしいよ!
真実は書籍化作者様にのみ分かるのですが、まさか架空の武器だからってハルバードが斧鎌槍の刃を持つ剣ってことはないよね? 普通に剣で良くね?
☆★☆★☆★★☆2500P到達記念プレ更新☆★☆★☆211211★☆★☆★☆★
ハルバードの仲間たちを紹介します。全員腰には吊れません!!
Dean, Bashford氏 (1916作成)から引用
上の樹状図には「pole arms」とあります。
『ポールアーム:近接戦闘において使われる、木や金属などで出来た竿状の長い柄を持ち、その先端に石や鉄で出来た攻撃用の部品を備えた武器の総称。長柄武器、棹状武器と称する。』Wiki引用
この図には現実世界のハルバードが左端に描かれています。縦軸が時間経過、1200年から1800年までが範囲となっています。1200年というと、十字軍末期・ルネサンス期からナポレオン戦争の時期までを示していますね。
因みにハルバードとは以下の意味の合成語です。
つまり、『腰ハル』に相当するのは、上半分だけ『斧』=ベルテだけになるようですね☆
架空・仮想世界がなんだって? 仮想ならちゃんと仮想したらどうでしょうか。
樹形図左端から
長柄斧(POLE AXE) 元祖長柄兵器。ノルマン人やヴァイキングでは船大工・工作道具と兼用なのか、広く普及していたと思われます。
樹形図左端にとその右にある二つが合体した結果、ハルバードの親になったわけです。
左上がビル・左下がヴォージェです。槍と鎌と斧じゃないから。鎌は移植されていない、フックだからね。
ヴォージェ(HIPPEA-VOUGE):ハルバードの爺ちゃん。長柄武器の発展が「鎌」「サクス(片刃剣)」「斧」を長柄にしたものとされるその祖型にあたります。斧なのかサクスなのかは不明。
ビル(BILLS):請求書ではなく英国で主に使われた複合武具です。引っ掛けること、引き斬ることに特化した装備です。1600年代においてなお、イングランド軍の戦力の16-20%を占めていました。50%はマスケット若しくは弓の時代においてです。残りは長槍兵でした。
図のビルは初期の者で、右の小さいもののように進化していきます。白亜紀末の三葉虫のように元が何だか微妙な形態に。
感想欄で指摘していた「スコーピオン」が1500年のラインにありますね。ビルのハルバード的解釈のようです。
この、ビルにつけたフックをヴォージェに加えたものが「スイス式ヴォージェ」と呼ばれるスイス式ハルバードの親になります。
【ハルバードの成立と変化】
ヴォージェから進化したハルバードは左上の形となります。一体成型となり、強度が増しているのかと思います。斧刃・槍先・鈎爪と揃い、その能力の高さは、ブルゴーニュ戦争で遺憾なく発揮されました。
とは言え、山国の自由都市同盟の市民兵集団が、平地でドンドン領土拡張をするという選択肢は北イタリアを巡るフランスとの戦いで頓挫。傭兵街道まっしぐらへと向かっていきます。
15世紀において、すでに、騎士は体の大部分を板金で覆った「プレート」タイプに代わっています。それ以前、チェインであれば強い打撃で金輪が割れたり、槍や剣の刺突で金輪が崩れて効果がありましたが、板金の場合、板全体・面でダメージを受け止める為、打撃による効果が低下していきます。
ですので、右上もしくは左下のタイプに代わり、フックがピック上に変化したり、押さえつけ易い凹型の斧刃に変化しているのではないかと思われます。
また、板金鎧は騎士の装備であり、歩兵や弓兵は、革や布の胴衣の裏に金属の細板をリベット止めしたものを身につけるか、鎖帷子をその下にさらに着こむ。もしくは、長槍兵や銃兵は兜のみか兜と胸鎧だけになっているので、「騎士は長槍と銃に任せて、ハルバードは相手の銃と長槍だけ狙う」と割り切り、一周回って右下のランツクネヒトの好むタイプに変化したという流れが読めるでしょうか。
1600年代になると、時代は長槍と銃兵に絞られていくようになります。結果、指揮官や儀仗兵が象徴的に用いる装備となり、一線の兵器は長槍と銃兵を兼ねた「銃剣装備のマスケット兵」へと置き換わっていきます。
騎兵の槍もしくは剣による攻撃は、後装式ライフルが普及する19世紀中ごろまで継続していくようですが、歩兵の長柄武器はこの辺りが終わりでしょうか。
ここから、宣伝はいりまーす!!
『聖エゼル奇譚』『妖精騎士の物語』に登場する装備
【ハルバードのお友達 その1】
複合武器の頂点として存在する『ハルバード』ですが、「突」「斬」「掛」の三徳武器がハルバードだけとは限りません。
左上
バルディッシュ(Berdysh)
東欧で主に使用された大きな刃を持つ戦斧。『妖精騎士の物語』の主人公の少女が使用する装備。長さ1.2-1.5mほど。斬撃性能の高い馬上武器とし短めの物が使用される。また、マスケットの銃支柱として使用されるものがあり、その場合、腰から吊るせるサイズとなる。
比較のダガーは『バゼラード』タイプのサクス。
右上
ショートスピア(Short Spear)
ロングスピアが戦列を作り槍衾を形成するものにたいして、短く近接戦闘ように用いる物を意味する。1.2-2.0mほど。徴兵された兵士が持たされる、訓練の必要性が低く、威力が相応に弱い装備。
左下
ウィングド・スピア(Winged Spear)
初期的な「ランス」として用いられ、長く様々な国・地域で使用された。ボヘミアの耳かきなどと呼ばれるものもその範囲。 深く突き刺さらないように「ラグ」と呼ばれる左右への付き出しを有している。この部分をフックのように使い、引き倒すことも可能とされる。長さ2m前後。『妖精騎士の物語』において、前衛ペアが使う事が多い。
右下
グレイブ(Glaive)もしくはフォチャード(Fauchard)
サクスもしくはファルシオン(片刃曲剣の一つ)を長柄に改造した物。樹形図において中央辺りにある系統です。『COUTEAU DE BRECHE』とありますが、肉切り包丁? そんなニュアンスでしょうか。
【ハルバードのお友達 その2】
左上
スポントゥーン(Spontoon)
ハーフパイクと称される短槍の一種。2m前後の長さを有し、ランゲットと称されるスピアヘッドを柄に固定する横棒を備えている事が特徴。この横棒を用いて相手を引っ掛けたり、刃を受けることができる。刺突と斬撃を行う事に加え、ランゲットまで用いればハルバードに似た戦い方を行うことができる。また、金属製の石突を装着しており、地面に固定しパイクのように使用することも出来る。
右上
ランデベヴェ(Langdebeve)
雄牛の舌を意味する名称が示す通り、幅広のスピアヘッドを持つ刺突と斬撃を兼ね備えた短槍の一種。振り回す事で切断することができる程度の斬撃性能を有する。練度の低い兵士に適した使いやすい複合長柄と言える。樹形図の中央右にある『OX TONGUE』が相当します。
左下
ベク・ド・コルバン(Bec De Corbin)
カラスの嘴の意味を持つ名の戦闘用ピック。1.2-1.5mほどで、歩兵だけでなく騎士にも使用されている。槍とフックに斧の代わりにピックが装着されている。14世紀からのプレート普及期の武器といえる。
右下
アールシェピース(Ahlspeiess)
突錐槍と呼ばれる、スピアヘッドの刃が錐状の刃を持つ短槍の一種。歩兵だけでなく、ボヘミアにおいては騎乗槍としても使われていた。1.5m前後の長さを有す。更に長いオウル・パイクに似ている。
刺突に特化した装備であり、槍同士の差し合いとなった場合、途中にあるガードの存在が有効に機能し強力な武器となる。
【参考になるサイト】一部イラストを借用しております。
bukipedia @ ウィキ - atwiki様
URL:https://w.atwiki.jp/bukipedia
【参考文献】bukipediaさんの元ネタです。私も持っておりますが。
『武器事典』 市川定春 新紀元社
『武器―歴史、形、用法、威力』 ダイヤグラム・グループ 田島優 北村孝一
『武器甲冑図鑑』 市川定春 新紀元社
『図解 近接武器』 大波篤司 新紀元社
動画の方がわかりやすいですが、動作の意味が解ります。
『中世ヨーロッパの武術』 長田龍太 新紀元社
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ヒストリカルな真実の愛に目覚めたハルバード!!
『だが腰ハル、てめぇは駄目だ!!』
ローマ劫掠(1527)です。イタリア戦争(神聖ローマとフランス)でローマ皇帝が金欠のためランツクネヒトに賃金不払いをしました。どこかの国の企業なら経営者が夜逃げして終わりでしたが、ランツクネヒトは「なら、自分たちで回収するべ」と遠征先のイタリアで略奪旅行に邁進しました。
14世紀から17世紀にかけての本物のハルバードの活躍?を紹介します。動画もあるよ!!
☆★☆★☆★★☆『腰ハル』書籍化されたなら【予告】☆★☆★☆★☆★☆★☆★
購入特典付きには『1/1ハルバード』をつけます!!(迷惑)
クリスタル腰ハルバードって……
異世界恋愛でも、世界観ぶち壊しなパワーワードだと思います。
いつか私の感想を削除&ブロックされた書籍化作者様に事の真意を教えていただける日が来ることを信じ、腰ハル検証を今後も継続していきたいと思います。
感想欄にて、ご意見いただきました皆様、本文をお読み頂いた皆様に感謝したいと思います。
腰にハルバードは無理という想いが、書籍化作者様に届きますように☆
12/3・12/4・12/5 日間エッセイ〔その他〕ランキングBEST頂きました☆ 評価頂きありがとうございます。
沢山の感想をいただき、本文で書ききれなかったことも返信にて書いております。本文を読まれ興味を持たれましたら、併せてご一読いただければと思います。
【参考映像】武器屋のお姉さん 『槍斧ハルバード』編
https://www.youtube.com/watch?v=2MnNOtu7RSs&t=7s
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