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作者: 頭蓋


この哀しみはどこから来るのか

この哀しみはどこへ向かうのか


傷ついて倒れこみそうな誰かに

俺もそうだよ私も僕もって言葉を投げて

キャッチできないから倒れそうなんだろって

気付くのはいつだって投げつけた後

ボコボコに殴られた今日

きっと次のラウンドも倒れる暇がない

殴り返す為の両腕はもう上がらない

それでもゴングを待っている

時々考えてしまうよね

生きている事、それに意味なんてなくて

死んで灰になって煙になって

空に溶けて いつしか人の記憶からも消えて

僕はなんで今日を生きていたの?

明日を迎えるために床に着くと

何故だか涙が溢れるから

寝なくて良いやと思っても

やっぱり結局生きてしまう

やっぱり明日を待っている


この哀しみはどこから来るのか

この哀しみはどこへ向かうのか


生きてたいなんて思わない

生きてたいなんて思わない

生きてたいなんて思わない

でも死ぬのがどうしようもなく怖い

どうしようもなく

怖いから


人は皆何かのために生きている

愛する人か それとも家族か

友達か 仕事か 遊びか 恋か

なんだっていいけれど

自分のために生きようだなんて

思えてる人が羨ましい

どこどこの誰それが死んだって

どこどこの誰それが殺されたって

悲しいニュースがあったとしてさ

被害者遺族には申し訳ないけど

羨んでいる自分が居たんだ


生きてたいなんて思わない

でも死ぬのがどうしようもなく怖い

この哀しみはどこから来るのか

この哀しみはどこへ向かうのか

生きてたいなんて思わない

でも死ぬのがどうしようもなく怖いんだ


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