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辺境伯ロイド奇譚 〜誰が彼を英雄と名付けたのか〜  作者: 塚本十蔵
第4章 ロイド辺境伯、異界戦役2nd Season
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番外 Reine d’ impatiece(女王の焦り)

 女王オンリーワンは焦りを認識していた。

 地上の生命体を利用した繁殖方法は近隣から得る事が出来なくなり、苦心のすえ母体マザー種から変位ジョブチェンジした疑似女王フェイククイーン種を生産する事で解決した。だが、疑似女王種は脆弱で十数体完成するだけで衰弱死してしまうのだった。

 この調子なら近い将来、自分も衰弱死してしまう。

 現状こそ戦力は拮抗しているものの、今までの様な大規模戦闘が続けばジリ貧である。


 そこで女王は忌々しい地上の軍隊種、その武装に着目した。

 金属の球を打ち出す軍隊種、これを流用する事にした。狩猟ハンター種の武装肢を従来のモノから筒状のモノに変え、超空気圧を利用した生体弾を打ち出す狩猟…いや銃兵ガンナー種を産み出した。


 初期生産型こそ距離不足や威力不足で使い物にならなかったが、二次ロット以降はその弱点を克服した。

 だが自分達が進化できる様に地上の軍隊種も進化するであろう。女王はこの状況を乗り越える為、さらなる演算を重ねるのであった。

 

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