表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
辺境伯ロイド奇譚 〜誰が彼を英雄と名付けたのか〜  作者: 塚本十蔵
第3章 ロイド辺境伯、領主として大将として
86/158

間章 La mélancolie de la Reine《女王の憂鬱》

 ダーサの女王オンリーワンは憂鬱に包まれていた。


 今のままだと狩猟種ハンター達が外敵の為に全滅してしまう……。


 何か手は無いだろうか? 何かやれる事は無いだろうか?


 今までは餌に内温動物を使っていて、“それ”を母胎兼栄養素に使っていたのだが、既に近隣からは餌に欠いていた。


『このままでは死滅する』焦燥感に身を焼かれていた。


『ならば、何が出来るか?』女王は自身の演算機能サーキットを用いて可能な未来を考え始めた。

 できる事と、できない事をふるい分け、できる事を精査していく。


 やがて、その中から狩猟種を簡素にし、より高い攻撃力を備えた強化型狩猟種ハンタープラスを造る事と今までの変温動物を使うのではなく、母体から直接産む方式を考えついたのだった。

 母体型マザーもそれに合わせて再構築リファインされる。新しい母体型は飼育室を備えた巨体になるが、それはまあ目を瞑る事にした。

 また強化型狩猟種も現場代理をこなす、『目と耳』を備えた強化型狩猟種索敵種ハンタープラス・アイズ強化型狩猟種送信種ハンタープラス・アンテナもより強力的にリファインするに至る。

 

 まだ万単位で狩猟種が居るが、今のままではジリ貧なのは間違えない。どのみち調整フィッティングには時間がかかるのだ。今からでも遅くは無い。


 女王オンリーワンは隷下の種に新しい設計図プロダクトコードダウンロードえ、その新たなる種の繁栄を望んだのだった。

サブタイトルが間違っておりました。こちらの方が正解です。


何故か最近セーブがおかしくて更新されなかったりと不調が目立ちます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ