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辺境伯ロイド奇譚 〜誰が彼を英雄と名付けたのか〜  作者: 塚本十蔵
第七章 ロイド辺境伯、忙しい日々
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間章 Le movement des monstres 《怪物らの蠢動》

 かろうじて難を逃れた女王オンリーワンは復旧の念に身を焦がしていた。しかし、戦力の大半を失っている現状では何ともし難い。

 だが、この程度の危機など前世界でも味わっていた。したがって、もう一段進化を成し旧に倍する戦力を揃えるのなら勝つのは自分であると確信していた。


 銃士ガナー型は貫通能力を向上させ。

 狩猟ハンター型は鎌状の腕をさらに鋭利に、麻痺毒もより強固に。

 今までは数の少なかった指揮コマンダー型はその数を増やし、より柔軟性を高めた。そして銃士型の上位種として砲撃ボマー型を取り入れた。


 後はその数を最低でも十倍に殖やす事が目標だ。その為には母体種と育成種も数と質の向上が必要だった。これが喫緊の課題であった。しかし、これを乗り切れば自分に未来はない。

 何十ものトライ・アンド・エラーを機械的に処理しながら女王は勝利の日を待つ。

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