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辺境伯ロイド奇譚 〜誰が彼を英雄と名付けたのか〜  作者: 塚本十蔵
第4章 ロイド辺境伯、異界戦役2nd Season
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間章 La de faite de la Reine《女王の敗退》

 女王オンリーワンは自分達が敗北したのを理解した。新型の銃兵ガナー形でイーブンまで引き上げれたが、自分らの進化同様に敵も進化くる戦術に対応しきれなかった。


 敵集団がまもなくやってくるのは確実である。此処にたどり着くまでにある程度は消耗させる事はできるが、楽観出来る状況ではない。


 逃げるか? そうそれしかない。幸いに子宮房は切り離せるし母体型に繋げて擬態すればいい。

 女王は為わらず子宮房を切り離した。

 母体型を呼び出し、その子宮房を切り離した。そして交代する。

 女王は護衛型ガーズ数匹といざという時の脱出路から抜け出して水路に入った。


 これら一連の戦闘は全て記憶した。

 だが敗北は敗北だ。女王は女王自身も変わらねば勝てないと判断した。

 しかし今は数そのものも足りない。時間が…大幅な時間が必要となる。護衛に守られながら女王は必要な時間を考える。


 (……百周期だ。百周期もあれば連中に対抗できる数が集まる。それは質も同様だ。新型を産み出して対抗する。それに加え自身も強化せねばならない……)


 女王は新型に必要な情報基盤を処理し始める。

 またいつか地上に這い上がるその日を希望にして……。


 女王は敗北した……。


 女王は敗北した……。


 女王は……。


 女王は………。


 女王オンリーワン イズカムバックトゥ ライフく!


 

以上の様に異界戦役自体は終わっていません。続き? まぁそのうちに……。

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