9人目・・・
インフルエンザの為投稿が遅くなりました。
すいませんでしたm(_ _)m
中のあとが続かず静まり返ってしまった。
「じゃあ...次君ね!」
俺より先に中が言った。
中が指したのは眼鏡をかけた背の高い少年だった。
「僕ですか...僕は飯舘一夢です。部活で弓道をやってますが...役立ちそうにありませんね。弓道の練習中に試合に参加するかを聞かれ、気づけば...」
「じゃあ次は...君!」
中が今度指したのは少女だ。
「...音無アンリ。ゲーム中、気づいたらここにいた。」
暗い雰囲気だ。
「ヨロシクねっ!」
中はアンリの手を握った。
「...!」
アンリは人見知りか対人恐怖症みたいだ。
「次は君ね!」
中に指された少年は立って答えた。
「私は燧亜門です。テストを受けるか聞かれて、気づけばここにいました。運動はあまり得意ではないですが、学問に苦手はありません。」
亜門は答えると座った。
亜門...真面目な奴だ。
「君たちは何か言わないんですか?」
亜門が立ってまだ話してない女子を指して言った。
「そこの君、あと木の下の君です!自己紹介ぐらいしたらどうですか?!」
「オレはテメェに指図される筋合いはねぇ!」
せっかく打ち解け出したのにあの馬鹿のせいでまた暗い雰囲気になった。
「...アマミ。そう呼んで、」
少女はそう呟いた。
「アマミちゃんやね!ヨロシク!」
中がアマミに話しかけたが...反応は一目見ただけだった。
「ハハハッ、人見知りなのかなっ?で、あなたは?」
完全的な無視だが、中は人見知りと思っているようだ。
中は最後に木の下の馬鹿に話しかけた。
「あんたが最後やけど、名前名乗らへんのか?!」
中は怒りを抑えた風に言った。
中は感情が高ぶった時は関西弁になるようだな。
「ふんっ。オレはお前らに名乗る名前はないんだよ!」
何かが切れた気がした。
「「ふざけるな!!!」」
俺と中の声が重なった。
それで俺は頭が冷えたが...中はまだ怒ったままだ。
「あんた、ここがどこで何でここに居るか分かってんのっ?!協力しようとか言う気はないのっ?!」
「かっ神栖さん、落ち着いて...ね?」
「雪姫ちゃん、そうはいっても...」
雪姫の一言で中も落ち着いたようだが...あの馬鹿をどうするか..だな。
「あのぉ」
「なんだよ?!」
雪姫が馬鹿に話しかけるが...駄目だろうな...。
「お名前、なんて言うんですか?」
「...直。月潟直だ」
「皆さんの話しに入りませんか?」
「オレはここでいい」
...雪姫があの馬鹿もとい、直を攻略した!!!
「そうですか?ではこの辺りで続きの話をしませんか?」
雪姫がそう言うと他の奴らも集まった。
...?
「なあ、俺たち最初から9人だったか?」
「えっ?8人ですよ?」
「じゃあこいつは...?」
俺の問いに答えた雪姫や皆でそいつを見た。
『...もうバレましたか。私のことはXとお呼びください』
ノイズの激しい機械音でそいつは言った。
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