ここにいたのは・・・
ここに倒れて居たのは全員で8人だった。 女子4人男子4人。泣き出すものや怒り出すものも居た。
「えーっと...皆さん誰もここがどこか知らないんですね?」
「知らないも何もメールを開けて気づいたらここで倒れてたんだ!分かる訳がないだろ!」
他の人達も同じようなことを言う。
「では...、とりあえず自己紹介でも...?」
皆、雪姫の提案に同意を示した。
「じゃあ俺から...。俺は矢口 ヒロ。部屋でメールチェックしてたら、ゲームに参加するかを聞かれて、"YES"って呟いちまったらここにいた。何か聞きたいことはあるか?」
「急に口調を変えて、どういうことだよ?!」
「いや...とりあえずここがどこかとか色々分からないことがあるんだし、協力して帰る方法を探さないといけないだろ?その為には信頼されなきゃいけないだろ。だから敬語なんてものはやめたんだ」
「なら最初からそうしとけばいいだろ!」
「最初は混乱してたから...」
「あの...自己紹介続けませんか?」
「勝手にしろ!」
「...ありがとう。助かったよ」
「いえ...あなたが言う通り今は協力しなくてはいけませんから...」
雪姫が仲裁に入ってくれた。俺も皆もまだ混乱しているようだ。普通ならどうでもいいことが気に障るみたいだし...。アイツは木の根に座り携帯を弄り出した。
「では次は私が...」
「名前とここに来る前のことを頼む」
「私は谷村 雪姫です。チャットでゲームに参加するかって聞かれて、"YES"って返して...、気づいたらここで倒れてて...」
「ほな次はうちが。うちは神栖 中。道場破りに行ったら、ゲームに参加しますか?ってごっつー丁寧に聞かれて、ゲームについつ聞いたら強い奴と闘えるちゅー話やったから参加するって言ったんやけど...」
雰囲気を変えながらも笑顔で続ける。
「皆のことは守るから!」
正義感が強いようだ。
続けて木の下の奴に言葉を放つ。
「あんた、さっきから睨んでるけどうちに喧嘩売っとるん?」
血の気も多いようだ...。
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