この子の礎になれ
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
作品に対する批判があるので、何でも許せる方向けです。
ぼーっとしていたら、活動報告に投げてしまいました。
様々なネット小説が世に出回っているし、私も掻い摘んで読む事も少なくない。ただそれが気に入らないと、向けられる思いと執着心は非常に歪なものになる。
――この人は何故モテているの? 魅力が分からない。
――どうしてそんなにすぐ、自分の子供である作品を捨てられるの?
――売れているならば、その作品を書けば良い。苦労したんでしょ?
そんな思いから、じゃあ私はこれとは全く逆の作品を作ろう。と思ったのがきっかけである。
モテてなくて良い。自分の作品に愛を注ぎながらも、上手く行かない人であって欲しい。ずっと苦悩して燻っていて欲しい。其れでもどうにか光を見出すものであって欲しい。
だから徹底的に夢物語は排除した。責任感の強さから、苦悩する人にした。チヤホヤするよりも、相手の為を思って拳を振り上げる人にした。
そうやって今を作り上げて来た。この子に恥じない物語にしようと思った。
「プロット作って、物語を幾つか完結させる様になって、何か変わった事はある?」
「一番大きいのは、物語そのものを愛する様になってきた事かな。
今までは自分の登場人物が何よりも可愛くて仕方なかったけれども、今はその子達だけでなく、その子達の人生も含めて愛する様になってきた」
前までの比率はキャラ愛:物語の比率が二:一なのに対し、今は一:一になって来た。だからこそ、相変わらず転と結が盛り上がらない、盛り上げる事が出来ない自分が苦しい。
それまでは登場人物が動くだけで幸せだったけれど、今はそうじゃない。ちゃんと向き合わなくてはと思う様になってきた。
「だから、気に入らないものも読むよ。自分の中で整合性がない、おかしいと思うものも、全て。
反面教師として、この子達の礎になれ。この子達の糧になれ。という思いからね 」
嫌いなら読むな。これは同意。けれども読んでしまうのは、原因解明から来る一種の怖いもの見たさ。だったら私はそれさえ利用して、この子達を書いてやる。
「我儘な」
「作家は誰より何より我を通すものだよ。他を食い殺してでも」
ちなみに、 創作部 のあの二人もそうやって出来ました。
『おかしいでしょう?』『なんでそうなるの?』
というところを片っ端からメモるなり、頭に並べて、出来たものです。
普段なんも思わねぇ私にそこまで思わせたんだから、この子達の礎になれ。という思想が根底にあります。
嫌いなくせに何度も読む時点で反転アンチのそれですよ。
読者様はきっとご存知ですね。何時も向けられているので。
昔はただ自分のキャラが動くだけで幸せでしたが、今は物語への愛情も相応に大きくなりました。
だから転と結が上手くいかないのがすごく嫌。気に入らない。
もっと上手くなりたいなぁ。