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思いを叶える

作者: つみき

私は決心する。彼に伝えよう。この気持ち。

迷惑かもしれない。嫌われるかもしれない。

それでも伝えよう。ケジメの為に。


最後の時は思い出いっぱい彼の部屋。突然消える私。

怒らせてゴメン。黙ったままでゴメン。振ってしまってゴメン。

あの時の私には何も出来なかった。

知ってる?悔しいのは私。突然消える私。


覚えているかな?二人で飾った七夕短冊。

覚えているかな?二人で飾ったクリスマスツリー

覚えているかな?二人で歩いた通学路。

覚えているかな?二人で回った庭園。


私は決心する。彼に伝えよう。この気持ち。

再び会えたことに感謝して。彼の隣には別の人。

それでも伝えよう。ケジメの為に。


彼は昔と変わらず。優しく接してくれた。

始まり見慣れた。通いつめた公園。突然現れた私。

呆然とさせてゴメン。黙ったままでゴメン。振られに来てゴメン。

今の私は自分の意思で未来を開ける。


知ってる?嬉しいのは私。涙を流す私。


それでいいのかな?隣の人は?

それでいいのかな?倫理的に。

それでいいのかな?私は奪略者?

それでいいのかな?違う私を作ってる。


自分でバカな行為をしたと思っている。一つの幸せをぶち壊し。

自己満足の為に他人の不公を呼ぶ。


でも、もう戻れない。戻れない。

理性が感情がコントロール出来ない。止まらない。

彼も止まらない。もう周りも見えない。


あの(ひと)に注意される。

あの(ひと)に嫌がらせを受ける。

あの(ひと)に髪をむしられる。

あの(ひと)にビンタされる。


当たり前だ。

あえて受け止める私。

私達にとっては最高の仕掛け。


彼の心ももう私の物。周りなんか見ていない。

人は噂に一喜一憂。

彼の一言でパーティーは修羅場。


婚約破棄。他人の不幸なのに私は幸せだ。

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