八十七話 ボスジャミラーは探を逃がさない
探の前に目玉のついた物体がいくつも現れた。探は一瞬なんのことだか分からなかったがそれはビームを撃ってきた。
「うわぁ!」
探が攻撃を受けてしゃがんだ。
「なにっ」
「なんだこれは」
真司達が目玉型の物体に驚く。
「逃げられると思ったのかい?」
ボスが探達に言う。
「これはあんたの仕業ってわけ」
聖麗がボスに確認する。
「ああ、わたしの命令で動くビット兵器さ。どこへ行こうとこれからは逃れられないよ」
「ここは俺が耐える、みんなは先に逃げてくれ」
逃げられないと悟った探が言う。
「貴様、自己犠牲でもするつもりか」
真司が探を問い詰める。
「自己犠牲もなにもやつが狙ってるのは俺だ、下手をすればお前達が巻き添えを食らうだけの話だよ」
探は自分の意図を説明した。
「 潜縷探、お前には恵美を助けられた借りがある。その借りを今返す、それなら巻き添えなど関係ないだろう」
真司はそれでも探の味方をした。
「ならわたしも記憶を戻してもらった借りがある」
「じゃあわたしはお姉ちゃんを戻してもらった借りね」
闘華と聖麗も探の味方を名乗り出る。
「俺は別に借りたつもりはないが仇を死なすつもりないからな」
春樹も同様に主張した。
「すまない恵美、危険なことに巻き込んでしまって」
真司が恵美に謝る。
「ううん、だって真司が決めたことだもん」




