79/349
七十九話 魔法使い研究所潜入直前
ザッザッ、探達は魔法使い研究所に近づいていく。だがかなり近づくと足を止める、春樹を除いて。
「おい待て」
探は春樹の肩を掴む。
「なんだよ、あそこ行くんじゃないのかよ」
春樹は探に不服を言う。
「行くけど正面から行く馬鹿がいるかよ!普通裏口から入るだろ普通!」
「そうよ!正面から行ったら見張りに見つかっちゃうじゃない!」
探と聖麗が春樹の愚かさに激怒する。
「そ、そうだよな。裏口から行こう」
探は研究所の建物に違和感を覚えた。内部を検索しようにもノイズがかかって細かく見れないのだ。
★
「あーあ、まさかここまで来ちゃうなんてね。どうするの、ボス」
窓から探達が来てるのを確認したゼロツーが研究所のボスに言う。
「ふっ、丁重に迎えたまえ」
ボスはニヤリと笑って言う。
「あいあいさー」
ゼロツーは敬礼で答える。
★
探達は回り道して裏口に回った。
「どうだ、見張りはいるか」
闘華が探に聞いた。
「生体反応が少ないことは分かるが後は不明」
「こちらもだ」
真司も探に続いて言う。
「なら行くか」
闘華が呼びかけるとみんなは頷いた。




