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七十一話 成宮恵美を追う魔法使いの噂
学校でさくらは探に言う。
「ねえ、魔法使い狩りて知ってる?」
「ま、魔法使いかり?なんだそれ」
探は動揺を悟られぬよう極めて普通に振舞った。彼は魔法使い狩りと呼ばれる魔法使いの一人なのだ。
「うん。魔法使いを倒してる魔法使いのことなんだけどその中に女の人を探してる人がいるんだって」
「女の人?」
聞いたことない噂だ、探は聞き耳を立てる。
「なんでも成宮恵美を知ってるかて聞いて回ってるらしいよ」
「成宮恵美………」
探は少し意識すると彼女の情報が断片的に入ってきた。近くの高校に通う学生で運動神経バツグン、学力はあまり高くない、恋人がいたが現在行方不明ということらしい。
ブレスレットを付けなくても自動で魔法が発動したのだ。
「しかも普通に聞くだけじゃなくて相手の頭に直接聞いてるんだって」
「直接?」
テレパシーかなにかだろうか。
「なんか触手みたいなの頭に入れてくるんだって、やられた人はすごい気持ち悪くなるみたいよ」
「それは恐いな」




