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四十五話 闘華は探と仲良しごっこをする気にない
「あの吸血鬼も、聖麗さんのお姉さんと同じ研究所と出身だから普通に魔法使いになった俺じゃ勝てない。つまりそう言いたいんだな 」
探がヴェレインが吸血鬼に対して探達が勝てないと言った意図を理解する。
「ああ。その上覚醒してるからやつのがゼロ、闘華よりも能力値は上だろう」
ヴェレインの推測に闘華がチッと舌を鳴らす。
「だが、二人が力を合わせればあるいは………」
「断る」
ヴェレインの言葉を闘華が遮った。
「仲良しごっこには興味ない、わたしはわたしで妹の仇を討つ。記憶を戻してくれたことには感謝する、だがそれとこれは話が別だ」
闘華は前半をヴェレインに、後半を探に言うとそのまま立ち去った。
「愚かなことを」
その背中を見つめるながらヴェレインが言った。
「ふん、勝手にすればいいさ。俺もやつを逃がす気はないよ」
同じく探が彼女を睨みつけながら言った。
「まあいいさ、君にはプランBを与えよう」
気を取り直してヴェレインが探に言う。
「プランB?」
「君は特訓に興味あるかい?」




