四十三話 闘華から両親への告白
「父さん、母さん、わたしは、父さん達の本当の娘じゃないんだ」
両親が離れると闘華が重い口を開いた。
「闘華、どうしてそれを………」
母親が驚いた表情で闘華を見る。
「知っていたか。いや、知ってしまったと言うべきか」
父親も重い口で闘華に返す。
「そうだ、お前は父さん達の子じゃない。父さんが友達から預かって育てたんだ。黙ってて、悪かったな」
父親は闘華に謝罪した。
「それだけじゃない、わたしは普通の人間じゃないんだ。わたしは……」
闘華は自分が魔法使いという人を殺せる存在になるべく造られたと告白を試みた。
「いや、言わなくていい。詳しくは知らないがお前が特別なことは友達から聞いてるんだ。けど、詳しくは知らなくていいと思うんだ。お前は帰ってきた、今はそれで十分だよ 」
だが父親がそれを遮った。
「父さん………ありがとう」
闘華は父親に微笑んだ。
「こっちもありがとう、聖麗を助けてくれて」
父親がお礼を返す。
気がつくと探が消えている。
「あれ、聖麗の友達がいないな」
父親が探の不在に気づいて言う。
「わたし達に気を使ったんだよ。ちょっと行ってくる」
闘華が探を探しに行く。父親がその背中に話しかける。
「ああ、彼にもお礼を言っておいてくれ」
「ああ」




